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イベントを開催するには?準備・当日の流れを初心者向けにわかりやすく解説

「イベントを開催するには、何から手を付けたらいいのか分からない」
「セミナーを開きたいけれど、初心者にもできるだろうか?」

イベントを開催しようとしたとき、このような不安を抱える方は少なくありません。

本記事では、社内イベントやBtoBイベントの企画立案から当日の運営、終了後のフォローまでの全体像を、初心者の方にも分かりやすく整理してお伝えします。

また、自社だけでイベントを企画・運営するのが難しい場合は、イベント運営の専門会社に相談するのも有効です。
企画立案から会場手配、スライド・映像制作、当日の運営までワンストップで対応する株式会社ストラーツでは、大手広告会社やイベント会社出身のプロフェッショナルが、社員や参加者の一体感を高める演出と高品質なイベント運営を実現します。

「例年と同じで盛り上がらない」「準備の負担が大きい」といったイベント企画の課題を、プロの企画力と制作力で解決いたします。

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目次

1.イベントを開催するには?準備の流れを5ステップで解説

イベント開催の5ステップ(STEP1:目的を明確にする、STEP2:予算計画を立てる、STEP3:ターゲット・コンテンツ・集客計画を検討、STEP4:日時・会場を決定する、STEP5:当日に向けた準備をする)を示したフロー図

イベントを開催するには、企画立案から当日に向けた段取りまで、押さえておくべきステップが大きく6つあります。
ここでは、イベント開催までの流れを各ステップで具体的に解説します。

(1)イベントの目的の明確化

イベント開催準備の最初のステップは、「何のためにイベントを開催するのか」を明確にすることです。

開催目的を決めるには、まずは抱えている課題を洗い出すところから始めます。その中からイベントによって解決したい課題を絞り込み、それを解決することを開催目的とします。

抱えている課題例イベントの開催目的
新製品の認知が広まっていない新製品の発表・PR(ブランド認知の向上)
見込み顧客との接点が少ない見込み顧客との接点づくり(リード獲得)
既存顧客との関係が薄れている既存顧客とのコミュニケーション強化(ロイヤルティ醸成)
社員のモチベーションや一体感が低下している社員のモチベーション向上(社内表彰・周年祝賀)
採用候補者と出会う機会がない採用候補者との接点づくり(採用イベント)

(2)予算計画を立てる

目的とターゲット層が固まったら、大枠の予算を組み立てます。

イベント費用は内容や規模にもよりますが、特に会場の種別(貸会議室/カンファレンスホール/ホテル宴会場など)と飲食の有無で、総額が桁単位で変わります

まずは会場費・飲食費を除いた制作費の規模別目安を確認しましょう。

規模人数主な内訳
小規模20〜50名企画・人件・機材・諸経費
中規模50〜200名上記+演出
大規模200名以上上記+大規模演出

※装飾の凝り具合、映像制作の有無、登壇者へのギャラ、ノベルティ制作の有無などで大きく変動します。
※制作会社に依頼する場合は、管理費・進行管理費として総額の10〜20%程度別途必要なケースが多いです。

会場費・飲食費の目安は以下の通りです。

項目金額の目安
会場費貸会議室:数万円〜
カンファレンスホール(100名):1日100万円超
ホテル宴会場(100名):300万円〜1,000万円超もあり
飲食費(1人あたり)ケータリング:3,000〜8,000円
ホテル宴会場:8,000〜30,000円

また、有料イベントの場合は、参加費収入で経費をどこまでカバーできるかを試算しておくことも重要です。赤字が出ない参加人数(損益分岐点)を把握しておくと、集客目標も具体的に設定できます。

(3)ターゲット・コンテンツ・集客計画を検討|進行台本無料DL付き

①ターゲットとコンテンツを検討

ターゲット設定では、イベント目的を達成するには、どんな人に来てもらう必要があるかを検討します。年代・職業・役職・関心ごとなどを具体化することで、会場選びや告知方法も自然と方向性が定まります。

コンテンツは、参加者が抱える課題や悩みを起点に、「この課題を解決するためにどんな内容が必要か」を検討することで、参加者満足度の高いプログラムになります。

たとえば、以下のように課題と内容を対応させて考えると整理しやすくなります。

参加者の課題プログラムで組み込む内容
製品の使い方が分からないハンズオンデモ・Q&Aセッション
業界の最新動向を知りたい専門家による事例発表・パネルディスカッション
同業者・仲間とつながりたい懇親会・グループワーク・名刺交換タイム
課題解決の具体的な方法を学びたいワークショップ形式のセッション

プログラムが固まった段階で登壇者への依頼を早めに行いましょう。スケジュール確保だけでなく、当日の流れや事前準備の擦り合わせにも時間が必要です。

また、タイムテーブルは全体時間はイベント種別で変わりますが、セッション1本30〜45分が集中力の持続目安、間に5〜10分の休憩を挟むのが基本です。

【タイムテーブル例:120分セミナーの場合】

14:00開場・受付開始
14:30開会・主催者挨拶
14:35セッション1
15:15休憩・交流タイム
15:25セッション2
15:55質疑応答
16:05クロージング・お礼
16:10終了・任意交流

イベント形式や参加者数によって全体時間は変わるので、参加者の集中力と移動・準備時間を考えて調整しましょう。

プログラムとタイムテーブルが固まったら、それを元に進行台本(タイムテーブル+各シーンで誰が何をするか+司会者のセリフをまとめたもの)を作成します。進行台本があると、当日のスタッフ全員が同じ流れを把握でき、急な変更にも対応しやすくなります。

以下は進行台本のサンプルです。ダウンロード可能なので、フォーマットとして使用することもできます。ぜひご活用ください。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1hJPt0MNSiPR6EsMm5GMjPP2CmXeUbg6YSKVRPUuwylk/edit?usp=sharing

また、以下の記事では台本の作成方法について、例文付きで詳しく解説しています。

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②イベント集客のポイント

イベント集客は、ターゲットに合った集客方法を選定することが重要です。

集客の主な方法は以下の通りです。

集客方法特徴
Web広告・予算に応じて配信量を調整できる即効性の高い手段
・Google広告/Yahoo!広告(検索連動・ディスプレイ)が代表的
・地域・年代・興味関心などで絞ったターゲティングが可能
SNS
(X/Instagram/Facebook/LinkedInなど)
・ハッシュタグやティザー画像で広く拡散
・Instagram・LINEは個人向け(BtoC)
・LinkedInは企業向け(BtoB)
・X・Facebookは個人・企業両方向け
・SNS広告も検討
メルマガ・既存顧客への案内・既存リストがあれば直接連絡で高い反応率が期待できる
・BtoB・BtoC両方で有効
イベント告知サイト
(Peatix・connpass・Doorkeeperなど)
・告知ページ・申込フォーム・決済まで一括対応可能
・個人向け:Peatix/こくちーずプロ
・企業・専門コミュニティ:connpass/Doorkeeper
LP
(自社ランディングページ)
・イベントの詳細を載せた専用ページ
・SEO・広告流入と組み合わせる
プレスリリース・メディアに取り上げてもらう
・社会性・新規性が高いイベント向け
口コミ・紹介・既存参加者・コミュニティからの紹介

集客スケジュールは、以下のようにイベント当日から逆算して進めます。

時期目安やること
開催の2〜3カ月前先行告知(コア顧客・コミュニティへ)/告知ページ公開/SNS第1弾投稿
開催の1〜1.5カ月前一般告知開始/プレスリリース配信/SNS継続投稿
1週間前〜当日朝リマインドメール(1週間前/前日/当日朝の3回が目安)

さらに、集客スケジュールごとの目標申し込み数を設定し、それを下回っている場合の追加施策まで決めておくとスムーズに動くことができます。

イベント集客についての詳しい解説は、以下の記事を参考にしてください。

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(4)開催日時とイベント会場を決定する

大まかな内容が決まったら、次はイベントの日時と会場を決定します。日時を決める際は、以下のような観点をおさえておきましょう。

  • ターゲット層が参加しやすい曜日・時間帯か(平日夜・土日昼など)
  • 競合イベント・大型連休・繁忙期と被っていないか
  • 準備期間が十分に確保できるか(最低でも2~3カ月先が目安)

また、会場選びでは次の5点を確認しましょう。

確認項目ポイント
キャパシティ・収容人数は、参加想定人数の1.2倍を目安に
・公称収容数は理論値なので、実用上は7〜8割で見るのが安全
アクセス・最寄駅から徒歩5分以内(理想3分)がおすすめ
・複数路線あると遅延等のリスクが減る
設備・インフラ・マイクやスクリーン本数、Wi-Fiの有無と速度、電源容量、搬入経路
・設備使用料(無料範囲は会場により差が大きい)
飲食可否飲食の可否/持ち込みの可否/指定業者制限の有無、の3点セットを事前確認
隠れコストAV機材オプション・搬入養生・延長料・ゴミ処理など、基本料金以外にかかるコストも確認

複数の候補を比較し、契約前にキャンセル規定もチェックしておくと安心です。

イベント会場選びについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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(5)当日に向けた準備

①スタッフの確保と役割分担

プログラムが決まったら、当日の運営に必要なスタッフを確保し、役割分担を行います。

一般的にイベントで必要となる役割は、以下の通りです。

役割主な業務
総合進行(MC)当日の司会進行/登壇者の紹介/プログラムの時間管理/開会・閉会の挨拶/会場の雰囲気づくり
受付・案内参加者の名簿チェック/名札・パンフレットの配布/座席や控室への誘導/会場内の質問対応
音響・映像マイクの受け渡し/BGM・効果音の再生/スライドの切り替え/プロジェクター操作/音量・映像トラブルへの即時対応
撮影・記録写真・動画の撮影/登壇シーンの記録/参加者の交流シーンの撮影/SNS・レポート用素材の選別


飲食ありのイベントを企画する場合は、まず会場の飲食及び持ち込みの可否を確認した上で、飲食担当者を付けましょう。会場によっては飲食不可で合ったり、可でも持ち込みNGで、会場指定のケータリングしか使えない場合もあります。

また、リソースやイベント規模に応じて、タイムキーパーや会場内外の誘導・整理スタッフ、登壇者担当(アテンド、控室対応)なども必要かどうか検討しましょう。
オンラインイベントやハイブリッドイベントでは配信担当が、屋外イベントやスポーツイベントでは救護担当についても検討が必要です。

1人で複数の役割を兼任することも可能ですが、規模が大きくなるほど分業したほうが当日の負荷が分散されます。社内メンバーで足りない場合は、外部のスタッフを派遣会社経由で確保するのも選択肢の1つです。

なお、外部のイベント会社への依頼を検討される方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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②制作

当日に向けて準備する制作物は、大きく以下の5種類です。制作物は発注リードタイムがあるため、プログラムが固まり次第すぐに動き出すことが重要です。

カテゴリ主な制作物
印刷物招待状・当日プログラム・名札・誘導サイン・横断幕
スライド
映像
オープニング映像・登壇者スライド・BGM
会場装飾バナー・サイネージ・テーブルデコレーション
ノベルティ
記念品
参加者への配布品・賞品
WebコンテンツイベントLP・申込確認メールテンプレート

外注が必要な制作物(映像・ノベルティなど)は、社内で依頼先を決めるプロセスも含めると、想定以上に時間がかかることがあります。制作物の一覧を早めにリストアップし、何を自社で作り何を外注するかを整理した上で、各担当者にタスクを割り振るようにしましょう。

2.イベント当日の主な流れと主催者の役割

イベント当日タイムライン6フェーズ(①4時間前:会場設営・機材確認、②会場1時間前:スタッフMTG・最終リハーサル、③開場時:参加者受付・会場誘導、④本番中:全体俯瞰・状況判断、⑤閉幕後:撤収・原状回復、⑥閉幕〜翌日:御礼・アフターフォロー)を示した図

続いては、イベント当日の流れと、主催者がフェーズごとに担う役割を解説します。

(1)【会場準備】会場設営と機材の動作確認を行う

イベント当日の朝、最初に行うのが会場設営と機材の動作確認です。開場の4時間ほど前(大規模イベントなら前日)には会場入りし、以下の項目をチェックしましょう。

・受付・座席のレイアウト確認(会場図と一致/動線確保)

・Wi-Fi接続テスト・電源タップの配置

・マイク・プロジェクター・スピーカーの動作チェック、マイクの充電チェック

・照明の明るさ・スクリーンの見えやすさ確認

・配布物(パンフレット・ノベルティ)の準備

・入口・案内サイン・看板の設置(受付までの動線が分かるか)

・トイレ・喫煙所・空調操作などの場所確認(スタッフが案内できるように)

機材トラブルは当日に発覚すると早急な対応が必要になります。準備の早い段階で、マイクで話して→PCの音声を流して→プロジェクタに映る、という本番と同じ一連の流れでテストしてください。

また、ハイブリッド形式の場合は配信機材(カメラ・マイク・配信PC・回線速度)の動作確認も忘れずに行いましょう。
屋外・大規模イベントでは救急セット・AEDもスタッフで共有しておく必要があります。

(2)【開場前】スタッフミーティングと最終リハーサルを行う

設営が終わったら、開場前にスタッフミーティングと通しリハーサルを行います。イベント規模にもよりますが、ミーティングとリハで合わせて30分〜1時間が目安です。

▼スタッフMTGで確認する項目

・タイムテーブルと役割分担を全員で再確認

・緊急時・トラブル時の連絡フローの共有

・配置場所と動線の最終確認

・スタッフ間の連絡手段(トランシーバー・グループチャット等)の動作確認

リハーサルでは、通しで行うほか、オープニングや登壇者交代の場面など特に本番でつまずきやすい箇所は重点的に確認します。可能であれば登壇者もリハに参加してもらいます。(難しい場合は登壇者が来場したタイミングで別途説明しましょう)

▼リハーサルで確認する項目

・機材の動作確認

・オープニング・登壇者交代時の動線

・マイクの手渡し・受け渡し

・スライドの切り替え・操作

・登壇者へのブリーフィング(残り時間サインの出し方/控室の場所/質疑応答の進め方)

本番同様のリハーサル(ランスルーリハ)を行う場合は、イベント実施時間とほぼ同じ時間が必要になるため、前日に設営、当日午前にリハ、午後が本番、というスケジュールを組むこともあります。

(3)【開場時】参加者の受付対応とスムーズな会場誘導を行う

開場時間(開始の30分前が目安)になったら、受付チームを中心に参加者対応がスタートします。特に参加者数の多いイベントでは、受付の混雑を防ぐため複数列で対応できる体制を整えたり、確認しやすい名簿作り、名札の受け渡し方法などをあらかじめ検討しておきましょう。

受付名簿チェック・名札の配布・配布物の手渡し
案内座席へのスムーズな誘導・お手洗いや喫煙所の案内

※判断に迷う質問を受けた場合は、連絡フローに従って責任者へエスカレーションする 


受付対応の印象は、その後のイベント全体の印象を左右します。スタッフ全員に「笑顔」「ハキハキとした挨拶」「困っている方への声かけ」を徹底してもらいましょう。

また、開始時刻を過ぎてから到着する遅刻者に備え、途中入場の動線や案内方法も事前に確認しておきましょう。進行の妨げにならないよう、入場のタイミングや誘導ルートを決めておくと、ほかの参加者にも配慮した運営ができます。

(4)【本番中】全体を俯瞰し、必要な判断を行う

本番中は、会場全体を俯瞰し、必要な判断を下すフェーズです。

タイムキープや個別の運営はそれぞれの担当者が動き、全体を見渡す立場では「うまく回っているか」「想定外のことが起きていないか」のモニタリングと判断に集中します。

観点確認のポイント
進行状況の俯瞰プログラムが台本通り進んでいるか/転換がスムーズか/タイムテーブル通りに動けているか
スタッフの動きの確認各担当者が役割を全うしているか/配置についているか/想定外の動きがないか
参加者の様子の観察集中度や離脱・体調不良の有無/会場全体の雰囲気
想定外時の判断トラブル発生時の対応決定/休憩前倒し・プログラム変更などの最終判断

(5)【閉幕後】速やかな撤収作業と会場の原状回復を行う

イベントが終了したら、速やかに撤収作業に取り掛かります。

撤収時間は設営時間の約6割が目安です。(設営4時間なら撤収は約2.5時間)。参加者が完全に退出するまでに30分程度かかることもあるので、その時間も考慮しましょう。

・備品・機材の撤去とレンタル品の返却

・ゴミの分別と廃棄

・忘れ物の最終確認

・原状回復(机・椅子の配置・清掃)

・登壇者・残った参加者への見送り(最終のお礼)

イベント運営マニュアルに撤収まで記載しておくとスムーズです。

また、会場によっては撤去・清掃に指定業者制を設けている場合があるので、契約時に必ず確認しておきましょう。

(6)【閉幕後~翌日】参加者やスタッフへの御礼とアフターフォローを行う

イベント終了後の事後連絡は、次回開催の評価を左右する重要なフェーズです。当日中〜翌日のうちに、参加者・登壇者・協力企業等へ御礼のメッセージを送りましょう。

対象内容
参加者御礼メッセージ+アンケートのリンクを当日中〜翌日に一斉送付
登壇者個別の御礼メッセージ(当日中〜翌日)
協力企業・スポンサーイベント結果のレポートを添えて翌日〜数日内に送付

回収したアンケートは、主催者・スタッフ間で振り返り会を実施し、次回イベントの企画に反映させましょう。

また、閉幕直後はリピーター獲得の好機でもあるので、次回開催等のお知らせをアンケートや御礼メッセージに添えると効果的です。

3.【段階別】イベント準備チェックリスト

イベント準備は、進めていくうちに何をどこまでやったか分からなくなりがちです。このパートでは、準備の段階ごとに使えるチェックリストをまとめました。手元にコピーするなどして、進捗管理にお役立てください。

(1)【企画・プログラム】目的・内容・予算を決める段階のチェックリスト

企画段階で確認すべき項目は、以下のとおりです。

チェック項目確認のポイント
イベントの目的言語化されているか/関係者と認識が揃っているか
ターゲット層年代・職業・興味関心まで具体的に設定できているか/ターゲットの課題から逆算したコンテンツとなっているか
イベント名・コンセプト「何のイベントか」を端的に表す名称・訴求軸が固まっているか
開催形式オフライン/オンライン/ハイブリッドのどれかを決めているか
KGI・KPI成功の定義と数値目標を立てているか(参加人数・満足度など)
開催日時ターゲットの参加しやすさ/競合との重複なし
会場候補アクセス/設備・インフラ(マイク・Wi-Fi・電源・搬入経路)/飲食可否
概算予算上限額と内訳の見積もり/予備費(10〜15%)を確保
プログラム案オープニング・本編・休憩・クロージングの全体構成

(2)【会場・備品手配】場所の確保や必要な機材を揃える段階のチェックリスト

会場が決まったら、当日に必要な備品の手配を進めます。

チェック項目確認のポイント
会場契約契約書の締結/キャンセル規定の確認
搬入・設営の段取り会場入り可能時間/搬入経路と車両停車可否/原状回復ルール/指定業者制(設営・警備)の有無
音響・映像機材マイク本数/プロジェクター/スクリーン/スピーカー
撮影機材カメラ/三脚/予備バッテリー/SDカード
電源・通信環境コンセント数と容量/インターネット環境(速度・有線LANの可否など)/延長コードの本数
受付備品名簿/受付台/筆記具/名札/配布物
装飾・サイン看板/案内ポスター/壇上装飾/フォトスポット
飲食物会場の持ち込み可否確認/指定業者の有無/ケータリング発注(数週間前から)/参加者人数に応じた手配
備品の搬入経路事前下見/会場使用ルール/搬入時間の確保

また、大規模イベントや屋外イベントの場合は、スタッフ用トランシーバー、救急セット、AED位置確認なども重要です。

オンラインやハイブリッドで開催する場合は、配信用のカメラ・マイク・配信用PC・安定したインターネット回線などの配信機材も別途準備が必要になります。

(3)【スタッフ・運営準備】運営マニュアルを作成する段階のチェックリスト

当日のスタッフ運営に向けた準備項目は、以下のとおりです。

チェック項目確認のポイント
スタッフ人数想定参加人数に応じた必要人数の確保
役割分担表誰が何を担当するかを明文化/責任者の明確化/兼任ルール(規模により1人で複数担当)
進行台本タイムテーブル/司会者用台本とそれに合わせたスタッフの動き
緊急時の対応・連絡フロー機材故障・登壇者遅延・悪天候など想定外時の判断フロー/責任者への連絡フロー
事前リハーサル前日または当日朝に会場で機材含めて通しリハーサル(登壇者の参加可否を事前調整)
想定問答集参加者・登壇者から想定される質問への回答準備
スタッフ向け事前案内集合時間・服装・持ち物・当日連絡先を事前にスタッフへ共有しているか

(4)【集客・参加者管理】告知から申し込み対応を行う段階のチェックリスト

集客フェーズで管理すべき項目は、以下のとおりです。

チェック項目確認のポイント
告知媒体の選定Web広告/SNS/メルマガ/イベント告知サイト(Peatix・Doorkeeper・こくちーずプロなど)/LP/プレスリリースなど
LP・申込フォームスマホ表示/入力項目の最適化/自動返信メール
告知開始日開催日の2〜3カ月前を目安に告知開始
申込状況の管理申込数の日次トラッキング/目標との乖離チェック
事前連絡(リマインド)1週間前/前日/当日朝の3回連絡が目安
参加者リスト氏名・所属・連絡先・配慮事項(食物アレルギー・バリアフリーニーズなど)などの管理
問い合わせ・キャンセル対応問い合わせ窓口/キャンセル時の連絡・返金フロー
個人情報の取り扱い申込時に取得する個人情報の管理方法・利用目的の明示

(5)【予算・収支管理】見積もりと支払い・領収書を管理する段階のチェックリスト

予算と収支を管理する段階で確認すべき項目は、以下のとおりです。

チェック項目確認のポイント
見積もりと実費の管理見積もりと実費の差分を都度確認しているか
予備費の確保予備費(総予算の10〜15%)を確保しているか
管理費・進行管理費の把握外部委託する場合は別途、管理費・進行管理費(総額の10〜20%加算)が発生する可能性を把握しているか
支払いタイミング前払い/後払い/当日精算のタイミングを把握しているか
領収書の管理領収書の保管ルールを決めているか
収支のバランス参加費・スポンサー収入と支出のバランスを確認したか
入出金の記録入出金の記録方法を決めているか

なお、進行マニュアルや企画書の作成方法について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

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4.初心者のイベント主催・開催でよくあるトラブルと対策

イベント開催でよくあるトラブルと事前対策のポイント一覧(①参加者が集まらない:日次モニタリング・早期テコ入れ、②機材トラブル:リハーサル実施・予備機材の準備、③悪天候・急な中止:判断基準の事前文書化、④登壇者の遅刻・欠席:リマインド・代替プログラムの準備、⑤参加者の体調不良:救護体制・AED場所をスタッフ全員で共有)

ここからは、初めてイベントを主催する方が遭遇しやすいトラブル5パターンと、その事前対策を解説します。起こりうるトラブルをあらかじめ把握しておくことで、当日も冷静に対応できます。

トラブル(1)想定より参加者が集まらない

集客は、想定通りに進まないことが少なくありません。

「気付いた時には残り時間が少なく対応が間に合わない」という事態を避けるため、申込開始後は日次でモニタリングし、早期にテコ入れする体制を整えましょう。

▼事前対策例

  • 日次の申込数推移を可視化(スプレッドシート等で管理)
  • 目標との乖離が10%以上になったら早期対応の合図
  • 連絡可能な既存リスト・コミュニティを事前に整理

数字が伸びていないと判断したら、まず既存顧客への再案内から始め、それでも改善しない場合は、申込ハードルを下げる施策を組み合わせます。

▼数字が伸びない際の対応例

  • 既存リストへの再案内(メルマガ・SNS再投稿)
  • 早期申込特典の拡張・参加費の一部無料化
  • 紹介プログラム(紹介者・被紹介者への特典)
  • インフルエンサー・業界パートナーへの拡散依頼

トラブル(2)マイク・スライド・配信機材などの不具合

マイク・スライド・配信機材などの機材トラブルは、当日に発覚することが多いです。本番直前に焦らないためにも、事前のテストや、会場入りしたらすぐに確認することを徹底しましょう。

対策例

  • 持ち込みの機材は事前にチェックしておく
  • 会場入りしたら本番環境ですぐに確認する
  • リハーサルで本番と同じ流れで通しテスト
  • マイクの予備(ハンドマイク/ピンマイク)を確保
  • Wi-Fiが不安定な場合に備え、有線LANへ切替えられるよう準備しておく

トラブル(3)悪天候などのイベントの急な中止

悪天候や自然災害は、主催者が完全に防げるものではありません。だからこそ「どんな場合に中止・延期するか」という判断基準と、参加者への連絡フローを事前に決めておくことが重要です。

特に、判断する人・タイミング・基準を明文化しておくと、当日の混乱を避けられます。

▼対策例

  • 開催判断基準を文書化(例:気象警報発令時は中止/午前◯時までに最終判断)
  • 参加者連絡網(メール・LINE・SNS)の整備
  • 開催有無の発表期限や方法を参加者にも周知しておく

トラブル(4)登壇者の遅刻・欠席

登壇者はイベントの中心人物。遅刻や急な欠席はイベント進行に大きな影響を与えますが、事前準備で大幅にリスクを減らせます。

▼対策例

  • 登壇者へのリマインド(前日・当日朝)
  • フィラー(質疑応答・交流タイムなど伸縮可能な時間枠)の用意
  • 登壇者と緊急連絡先の共有

万が一登壇者の遅刻・欠席が判明した場合は、司会者によるつなぎ/プログラム順の入れ替え/代替プログラム差し替え/他セッションの質疑応答時間延長などで全体のタイムテーブルを守ります。

トラブル(5)参加者の体調不良・緊急時対応

軽度の体調不良から大規模な緊急事態まで、救護体制と報告ルートを事前に整え、スタッフ全員で共有しましょう。

▼対策例

  • 救護担当の配置(特に屋外・大規模イベント時)
  • 救急セット・AEDの場所をスタッフ全員で共有
  • 責任者は最寄りの病院を把握/救急通報(119)の判断基準を把握
  • 申込時に把握した配慮事項(食物アレルギー・バリアフリーニーズなど)への対応準備

5.初心者がイベント開催を成功させるためのポイント

イベント開催を成功させる3つのポイント(POINT1:まずは小規模から始める、POINT2:余裕を持ったスケジュールで動く、POINT3:難しければ代行会社に相談する)を示した図

ここでは、初めてイベントを開催する方が成功に近づくための3つのポイントをお伝えします。
最初から完璧を目指しすぎず、着実にステップアップしていくことが、長期的な成功への近道です。

(1)まずは小規模なイベント開催から始める

いきなり大規模なイベントを企画するのは、初心者にとってハードルが高いです。最初は20〜50人規模のセミナーや勉強会から始め、少しずつ規模を拡大していくのがおすすめです。

小規模イベントなら、予算・人員・会場確保のハードルが低く、企画から運営までの一連の流れを実体験できます。何度か小規模イベントを成功させてから、中・大規模イベントに挑戦すれば、過去の経験を活かして失敗を減らせます。

(2)余裕を持ったスケジュールで早めに準備に着手する

イベント準備は、想定の1.5倍の時間がかかることを前提にスケジュールを組みましょう。規模に応じた準備期間の目安を、以下の表にまとめました。

イベント規模推奨される準備期間
小規模(20〜50人)3〜4カ月前から準備開始
中規模(50〜500人)4〜6カ月前から準備開始
大規模(500人以上)6カ月以上前から準備開始


例えば会社主催のイベントでは、決裁に想定以上に時間がかかることもあります。
準備期間に余裕があれば、想定外に時間を要した場合やトラブルのリカバリーにも対応できます。逆に準備期間が短いと、初心者ほどタスクの抜け漏れが発生しやすく、当日のクオリティ低下につながりやすいので注意しましょう。

また、人気のある会場は半年~1年前から予約が埋まっている場合もあるので、注意が必要です。

(3)難しいと感じたらイベント代行会社への依頼も検討する

「自社のリソースだけでは難しい」「初めての挑戦で不安が大きい」と感じたら、イベント代行会社への依頼も有力な選択肢です。プロの企画力・運営力を活用することで、自社では実現が難しいクオリティのイベントを開催できるだけでなく、ノウハウの吸収も可能です。

特に企画立案から会場手配、当日の運営、撤収・アフターフォローまでワンストップで対応できる代行会社を選べば、自社の担当者は本来の業務に集中したまま、安心してイベントを開催できます。 

イベントを任せるなら株式会社ストラーツがおすすめです。
企画立案から会場手配、スライド・映像制作、当日の運営までワンストップで対応し、大手広告会社やイベント会社出身のプロフェッショナルが、参加者の一体感を高める演出と高品質なイベント運営を実現します。

6.初心者のイベント主催・開催でよくある質問

Q&Aのイメージ写真(木製ブロックにQ・&・Aの文字)

最後に、初めてイベントを主催する方からよくいただく質問にお答えします。

(1)初心者がイベント会場を探す際のおすすめの場所はどこですか?

初心者の方には、貸し会議室や公共施設、レストラン貸切など、以下のような特徴を持つ会場がおすすめです。

  • 貸会議室・コワーキングスペース:時間貸しが可能でリーズナブル
  • ホテルの宴会場:機材レンタルや受付スタッフがセットになっていることが多い
  • カフェ・レストランの貸し切り:個人・小団体向けに人気で、飲食付きの少人数イベントに向く
  • 公共施設(市民会館・コミュニティセンター):低価格で借りやすい


会場探しには、「スペースマーケット」「インスタベース」などの会場検索サイトを活用すると、エリア・人数・予算で絞り込めて便利です。

会場選びについて詳しくは、「1章(4)開催日時とイベント会場を決定する」をご覧ください。

(2)イベントを告知して集客するおすすめのツールやアプリはありますか?

代表的なイベント集客ツールには、Peatix(ピーティックス)やこくちーずプロをはじめ、様々なサービスがあります。

ツール名特徴
Peatix(ピーティックス)国内最大級のイベントプラットフォーム/申込・決済が一括管理可能
こくちーずプロ無料イベントの告知に強い/告知ページが簡単に作れる
Doorkeeperコミュニティ運営に強い/継続参加者の管理が便利
EventRegist(イベントレジスト)BtoBイベントに強い/QRコード受付に対応


ターゲット層や有料・無料の別、決済機能の必要性に応じてツールを選びましょう。SNSやメルマガと組み合わせて使うことで、集客効果はさらに高まります。

(3)イベントを開催するのにいくらかかりますか?

イベント開催費用は、規模により数十万円〜数千万円まで幅があります。20〜50人の小規模なら数十万〜100万円、50〜200人の中規模なら100万〜500万円、200人以上の大規模なら200万〜数千万円が制作費の目安です。会場費・飲食費は別途必要で、内容や規模により総額は大きく変動します。

詳しくは「1章(2)必要な予算を算出して収支計画を立てる」をご覧ください。

(4)イベントを主催した際の収入は?儲かりますか?

イベントで収入を得る方法としては、参加費・協賛金・物販などが代表的です。ただし、初心者の方が最初から黒字化を目指すのはハードルが高いのが現実です。

最初の数回は赤字を覚悟しつつ、参加者のリピート化・口コミでの認知拡大・関係構築を主目的に据えるのが現実的です。回を重ねて参加者基盤ができれば、徐々に収支の改善も期待できます。

なお、企業イベント(社内表彰式・周年イベントなど)は、収益化よりも社員エンゲージメントの向上やブランド価値の向上といった非金銭的なリターンを重視するケースが大半です。

(5)イベント保険には入るべきですか?

ある程度の規模のイベントを開催する場合は、イベント保険への加入をおすすめします。保険でカバーできる主なリスクは以下のとおりです。

・参加者のケガ・事故(傷害保険)

・備品・設備の破損(賠償責任保険)

・悪天候・主催者都合による中止・延期(興行中止保険)


保険料は規模や補償内容によって異なりますが、1日数千円〜数万円程度から加入できる商品が多くあります。万が一の事態に備えて、特に屋外イベント・参加者数の多いイベントでは加入を検討してください。

7.まとめ

イベント開催を成功させる最大のコツは、「目的とターゲットを明確にしたうえで、余裕を持ったスケジュールで準備を進めること」です。本記事では、イベントを初めて開催する方に向けて、企画から当日運営・終了後フォローまでの全体像と、初心者がつまずきやすいポイントを解説しました。

もし「プロのクオリティで一体感のあるイベントを開催したい」とお考えなら、企画立案から会場手配、スライド・映像制作、当日の運営までワンストップで対応可能な株式会社ストラーツがおすすめです。
大手広告会社やイベント会社出身のプロフェッショナルが、お客様のイベント企画の課題を解決し、社員・参加者の一体感を高める高品質なイベントを実現いたします。

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