「eスポーツという言葉はよく聞くが、どんな種目があるのかよくわからない」
「FPSやMOBAなど種類が多くて、何から調べればいいか迷っている」
そんな疑問を持つ方もいるでしょう。
eスポーツの種目はFPS・MOBA・格闘ゲームをはじめ多岐にわたり、それぞれ競技の特性や対象プレイヤー層が異なります。種目の全体像を把握しておくことが、eスポーツを楽しんだり、イベントへの活用を検討したりするうえでの第一歩です。
そこで今回は、eスポーツの主要10ジャンルの特徴と代表タイトルをPC・スマホ別に解説するとともに、公式大会での採用種目や企業・団体イベントへの活用ポイントまで、この1記事でまとめてご紹介します。
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1.eスポーツとは?
「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略称で、コンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦を競技として捉えた概念です。個人で楽しむゲームとは異なり、対戦相手との駆け引きや戦略、チームワークが求められる点が特徴です。
起源は1970〜80年代のアーケードゲーム大会にさかのぼり、インターネットの普及とともに世界規模の競技へと発展しました。
現在では国際オリンピック委員会(IOC)もスポーツの一形態として認める動きが進んでおり、eスポーツ専用の大会「オリンピックeスポーツゲームズ」の創設を決定しています。当初は2025年に開催予定でしたが延期され、IOCは新たなパートナーのもとで早期開催を目指している状況です(詳細は4章で解説)。
eスポーツの市場規模は、以下のとおり既に150億円を超えています。

市場規模は現在も拡大を続けており、年齢・性別・身体能力を問わず参加できる競技として、幅広い層に支持されつつある分野だといえます。
2.eスポーツの種目一覧|ジャンルは主に10種類

eスポーツの種目は、ゲームの内容やルールによっていくつかのジャンルに分類されます。ここでは、世界・国内で競技として定着している主な10種類のジャンルを、代表タイトルとあわせて紹介します。
| ジャンル | 特徴 | 代表タイトル |
|---|---|---|
| FPS | 一人称視点のシューティング。競技人口が非常に多い | Apex Legends VALORANT Call of Duty |
| TPS | 三人称視点のシューティング。状況把握がしやすい | フォートナイト スプラトゥーン3 |
| MOBA | チームで相手拠点の破壊を目指す。戦略性が高い | League of Legends DOTA 2 |
| RTS | リアルタイムで資源・戦闘を管理する戦略ゲーム | StarCraft II World of Warships |
| 格闘ゲーム | 1対1の読み合い。国内プロ選手が世界で活躍 | ストリートファイター6 鉄拳8 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL |
| スポーツゲーム | 実在スポーツがテーマ。初心者でも参加しやすい | EA SPORTS FC eFootball NBA 2K |
| レーシングゲーム | タイムや順位を競う。観戦者にもわかりやすい | グランツーリスモ7 F1シリーズ |
| パズルゲーム | ブロックを消し合う。ルールがシンプル | ぷよぷよeスポーツ テトリス |
| 音楽ゲーム | リズムに合わせて操作。国内で根強い人気 | 太鼓の達人 SOUND VOLTEX |
| DCG | カードデッキで対戦。思考力重視で初心者向き | ハースストーン シャドウバース |
また、上記の10種目に加えて近年注目度が高い「サンドボックス」と呼ばれるジャンルも、あわせて紹介します。
(1)FPS(ファーストパーソン・シューティング)
プレイヤー自身の視点で銃器を操作し、相手を倒すことを目的とするシューティングゲームです。少人数のチーム戦が主流で、拠点の攻防を繰り返す形式や、最後の1チームになるまで戦うバトルロイヤル形式など、タイトルによって勝ち方が異なります。瞬時の判断力と精密な操作に加え、味方との連携が勝敗を分けるジャンルです。
- 向いている人:操作の習得に練習が必要なため、ゲーム経験者向け
- 観戦の見どころ:一瞬の撃ち合いと連携プレー。実況があると盛り上がりやすい
- イベントで使うなら:経験者と初心者の実力差が結果に直結しやすい。チーム分けやハンデの工夫が必須(→5章(1)参加者全員が楽しめる)
(2)TPS(サードパーソン・シューティング)
キャラクターを後方から見た視点で操作するシューティングゲームです。相手チームを倒す形式のほか、『スプラトゥーン3』のように塗った面積で勝敗を決める陣取り形式もあり、撃ち合いの強さだけで決まらないのが特徴です。FPSと比べてキャラクターの動きや周囲の状況が把握しやすく、視認性が高いため、画面を見ていて何が起きているか分かりやすいジャンルです。
- 向いている人:シューティング初心者でも状況をつかみやすく、陣取り形式なら撃ち合いが苦手でも役割を持てる
- 観戦の見どころ:マップ全体の陣地の移り変わりと、終盤の逆転
- イベントで使うなら:『スプラトゥーン3』はNintendo Switchで遊べて国内の認知度が高く、社内イベントに持ち込みやすい(→5章(1)参加者全員が楽しめる)
(3)MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)
2チームに分かれ、それぞれが自陣から出発して相手の拠点破壊を目指すジャンルです。各プレイヤーが役割の異なるキャラクターを担当し、序盤の成長、中盤の集団戦、終盤の拠点攻めと局面が移り変わります。チーム内での役割分担と連携が勝敗を左右するため、戦略性が高いのが特徴です。
- 向いている人:覚えることが多く、初心者には敷居が高い。ゲームに慣れたメンバー向け
- 観戦の見どころ:集団戦の駆け引きと逆転劇。ルールが複雑なので、実況・解説があると格段に分かりやすい
- イベントで使うなら:役割分担が明確なのでチームビルディングとの相性がよい一方、経験差が出やすいのでメンバー構成に配慮が必要(→5章(3)チームビルディング目的)
(4)RTS(リアルタイムストラテジー)
リアルタイムで進行するゲーム内で、資源の収集・ユニットの生産・戦闘を同時並行で行う戦略ゲームです。基本は1対1の個人戦で、限られた時間のなかでどれだけ多くの操作と判断を積み重ねられるかが問われます。高度な状況判断と操作速度が求められ、eスポーツの中でも難易度が高いジャンルとして知られています。
- 向いている人:上級者向け。競技として突き詰めたい人に向く
- 観戦の見どころ:資源と兵力の配分をめぐる読み合い。展開が速く、解説なしでは追いにくい
- イベントで使うなら:習熟度の差がそのまま結果に出るため、社内イベントの全員参加型には不向き。経験者同士のエキシビションなど限定的な使い方が現実的(→5章(1)参加者全員が楽しめる)
(5)格闘ゲーム
1対1でキャラクターを操作し、相手の体力をゼロにすることを目的とするジャンルです。短いラウンドを重ねて勝敗を決める形式が一般的で、1試合が短く回転が速いのが特徴です。コマンド入力の精度と相手の動きを読む読み合いが勝敗を分け、国内で長い歴史を持ち、日本人プロ選手が世界で活躍していることでも知られています。
- 向いている人:操作を覚えるまでに練習は必要だが、1対1なので自分の成長が分かりやすい
- 観戦の見どころ:勝敗がシンプルで、実況・解説との相性がよい。短時間で決着するので大人数でも回しやすい
- イベントで使うなら:観戦して盛り上がる形式に最も向くジャンル。トーナメント形式にすると会場全体で楽しみやすい(→5章(2)観戦・盛り上がりを重視する場合)
(6)スポーツゲーム
サッカー・バスケットボール・野球など、実在するスポーツをテーマにしたゲームジャンルです。実際の競技と同じルールで進むため、試合の流れや得点の意味が説明なしで伝わります。スポーツのルールをある程度知っていれば直感的に楽しみやすく、ゲーム経験が少ない方でも参加しやすいのが特徴です。
- 向いている人:ゲーム初心者向け。そのスポーツのファンなら操作を覚える前から楽しめる
- 観戦の見どころ:実際のスポーツ観戦と同じ感覚で見られ、ゴールやシュートの瞬間に会場が沸きやすい
- イベントで使うなら:年齢層が幅広い社内イベントで採用しやすい定番。チーム戦にすればコミュニケーションも生まれる(→5章(1)参加者全員が楽しめる)
(7)レーシングゲーム
車やバイクを操作してコースを走り、タイムや順位を競うジャンルです。個人のタイムアタックと複数人での同時走行があり、どちらも順位という分かりやすい形で結果が出ます。操作自体はシンプルでとっつきやすく、観戦者にも結果がわかりやすいのが特徴です。
- 向いている人:初心者でも走らせることはできる。上位を狙うにはコースの覚え込みと細かな操作が必要
- 観戦の見どころ:順位の入れ替わりと最終ラップの攻防。画面を見るだけで展開が追える
- イベントで使うなら:ハンドル型コントローラーを用意すると体験としての盛り上がりが増す。同時走行なら少人数でも成立する(→5章(2)観戦・盛り上がりを重視する場合)
(8)パズルゲーム
決められたルールのもとでブロックやピースを操作し、相手より早く・多く消すことを競うジャンルです。1試合が短く、連続して何度も対戦できるため、大会では複数試合の先取形式がよく使われます。反射神経と先読み能力が求められますが、ルールがシンプルで初心者でも楽しみやすいのが特徴です。
- 向いている人:ゲーム初心者向け。ルールを知っている人が多く、説明の手間が少ない
- 観戦の見どころ:大連鎖による一気の逆転。画面が分かりやすく、初めて見る人でも状況がつかめる
- イベントで使うなら:経験の差が結果に出にくく、全員参加型に向く。『ぷよぷよeスポーツ』は導入事例も多い(→5章(1)参加者全員が楽しめる)
(9)音楽ゲーム
画面に流れるリズムに合わせてボタンやパネルを操作し、精度を競うジャンルです。基本は個人のスコア勝負で、同じ曲を演奏して精度を比べる形式が中心です。音楽の知識がなくても楽しめる間口の広さが特徴で、国内では特に根強い人気があります。
- 向いている人:初心者から上級者まで、難易度を選んで自分に合ったレベルで遊べる
- 観戦の見どころ:高難度曲を正確に叩き切る様子は見応えがあるが、対戦の駆け引きは少なく、観戦より参加向き
- イベントで使うなら:『太鼓の達人』のように専用コントローラーで盛り上がる体験型として使いやすい。スコア順位を掲示すると参加意欲が上がる(→5章(1)参加者全員が楽しめる)
(10)DCG(デジタルカードゲーム)
カードを組み合わせたデッキを使い、戦略的に相手と対戦するジャンルです。試合前のデッキ構築と、試合中の手札の使い方の両方で差がつき、1対1のターン制で進みます。身体的な操作スピードよりも、デッキ構築の知識と対戦中の思考力が問われるのが特徴です。
- 向いている人:じっくり考えながら対戦できるため、アクション系ゲームが苦手な方でも取り組みやすい
- 観戦の見どころ:手札の読み合いと切り札の使いどころ。カードの効果を知らないと追いにくく、解説向き
- イベントで使うなら:静かに集中して遊ぶジャンルなので、会場全体で盛り上げる用途より、休憩スペースでの自由対戦などに向く(→5章(2)観戦・盛り上がりを重視する場合)
(11)(番外編)サンドボックス
- Minecraft(マインクラフト)
- Palworld(パルワールド) など
これまでご紹介した10種目とは異なりますが、「サンドボックス」と呼ばれるゲームジャンルも近年多くの注目を集めています。サンドボックスは、プレイヤーが自由にブロックを設置・加工しながらものづくりを楽しむジャンルです。
ここまで紹介したジャンルとは異なり、サンドボックスは明確な勝敗を競う「種目」には分類されません。しかし、近年ではサンドボックス系タイトルを活用した子ども向けのプログラミング講座やSTEAM教育プログラムが広がりを見せているため、あわせて覚えておいてもよいでしょう。
子ども向けプログラムやeスポーツの教育活用に興味のある方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

3.eスポーツ人気ランキングと種目一覧|スマホ・PC・Switch/PS別
eスポーツは、スマートフォンからPC、家庭用ゲーム機まで、幅広いデバイスで楽しめる種目があります。ここではまず世界で売れている人気タイトルをランキング形式で紹介し、続いてデバイス別に代表的な競技タイトルをまとめます。
メーカーが公表している世界累計販売本数の公表値をもとにした上位5タイトルは以下のとおりです。
| 順位 | タイトル | 世界累計販売本数 | 時点 | 発表主体 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | テトリス | 5億2,000万本超 | 2026年1月 | The Tetris Company |
| 2 | 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 3,814万本 | 2026年6月末 | 任天堂 IR |
| 3 | スプラトゥーン3 | 1,196万本 | 2024年3月末 | 任天堂 決算説明資料 |
| 4 | NBA 2K25 | 1,150万本超 | 2025年8月 | Take-Two Interactive IR |
| 5 | ストリートファイター6 | 720万本 | 2026年6月末 | カプコン IR |
※基本プレイ無料のタイトル(フォートナイト・League of Legends・VALORANT・eFootballなど)は販売本数という指標が存在しないため、この表の対象外です。それぞれの規模は下のデバイス別一覧をご覧ください。
※発表主体が単一タイトル名義で公表している世界累計販売本数のみを対象としています(グランツーリスモ7・太鼓の達人・Call of Dutyはシリーズ累計としての発表のため対象外)。
(1)スマホで遊べるeスポーツタイトル
| タイトル | ジャンル | 規模の目安(公表値) | 主な大会 |
|---|---|---|---|
| PUBG MOBILE | FPS | 累計10億DL超(2021年3月) | PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE(PMJL)/PUBG MOBILE Global Championship(PMGC) |
| eFootball | スポーツ | 累計10億DL(2026年4月) | eFootball™ Championship/全国都道府県対抗eスポーツ選手権 |
| フォートナイト | TPS | 登録プレイヤー3億5,000万人(2020年5月) | Fortnite Champion Series(FNCS) |
| ポケモンユナイト | MOBA | 累計1億DL(2022年12月・Nintendo Switch版を含む) | ポケモンワールドチャンピオンシップス(WCS) |
| パズル&ドラゴンズ | パズル | 国内累計6,400万DL(2026年6月) | パズドラチャンピオンズカップ/全国都道府県対抗eスポーツ選手権 |
| プロジェクトセカイ | 音楽 | 全世界累計3,900万DL(2024年3月) | プロジェクトセカイChampionship |
| Brawl Stars(ブロウルスターズ) | MOBA | 単体は非公表(開発元Supercellの全タイトル合計で月間3億人・2025年) | Brawl Stars Championship/ブロスタ チャレンジャーズ 日本大会 |
| クラッシュ・ロワイヤル | DCG | 単体は非公表(同上) | Clash Royale League(CRL) |
スマートフォンは専用機材が不要で、手軽にeスポーツに参加できるプラットフォームと言えます。通信環境さえあれば場所を選ばず対戦できるため、参加のハードルが低い点が大きな特徴です。
スマホで遊べるeスポーツタイトルについては以下のページでより詳細に解説しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。

(2)PCで遊べるeスポーツタイトル
| タイトル | ジャンル | 規模の目安(公表値) | 主な大会 |
|---|---|---|---|
| Apex Legends | FPS | 累計登録プレイヤー1億7,000万人(2024年9月) | Apex Legends Global Series(ALGS) |
| ハースストーン | DCG | 累計プレイヤー1億人超(2018年11月) | Hearthstone Masters Tour/Hearthstone World Championship |
| League of Legends | MOBA | 月間プレイヤー1億人超(2016年9月) | World Championship(Worlds) |
| VALORANT | FPS | 月間プレイヤー3,500万人超(2024年10月) | VALORANT Champions Tour(VCT) |
| Shadowverse: Worlds Beyond | DCG | 累計200万DL(2025年7月) | RAGE Shadowverse Japan Championship |
| StarCraft II | RTS | 累計販売300万本(2010年8月) | GSL(Global StarCraft II League) |
| DOTA 2 | MOBA | Steam同時接続ピーク129万人(2016年3月) | The International |
PCはeスポーツの主要プラットフォームであり、競技タイトルの種類が最も豊富です。高性能なグラフィックと精密な操作環境が求められる本格的な競技に向いており、世界大会の多くがPC環境で開催されています。
(3)コンシューマー機(Switch・PlayStation)で遊べるeスポーツタイトル
| タイトル | ジャンル | 対応機種 | 規模の目安(公表値) | 主な大会 |
|---|---|---|---|---|
| eFootball | スポーツ | PS5・PS4 | 累計10億DL(2026年4月) | eFootball™ Championship/全国都道府県対抗eスポーツ選手権 |
| 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 格闘 | Switch | 世界累計販売3,814万本(2026年6月末) | 常設の公式全国大会はなし(コミュニティ主催の大会が中心) |
| スプラトゥーン3 | TPS | Switch | 世界累計販売1,196万本(2024年3月末) | スプラトゥーン甲子園 |
| ストリートファイター6 | 格闘 | PS5・PS4 | 世界累計販売720万本(2026年6月末) | CAPCOM Pro Tour/EVO |
| グランツーリスモ7 | レーシング | PS5・PS4 | 月間アクティブユーザー200万人超(2025年12月) | グランツーリスモ・ワールドシリーズ |
| 太鼓の達人 | 音楽 | Switch・PS4 | 家庭用シリーズ累計1,000万本(2019年5月) | 太鼓の達人 ドンカツカップ |
| ぷよぷよeスポーツ | パズル | Switch・PS4 | 非公表 | ぷよぷよチャンピオンシップ/全国都道府県対抗eスポーツ選手権 |
Nintendo SwitchやPS5などのコンシューマー機は、PCに比べて導入コストが低く、操作もシンプルなタイトルが多い点が特徴です。国内での認知度が高いタイトルが揃っており、ゲームに不慣れな方でも参加する環境を整えやすいデバイスです。
4.eスポーツ大会・公式競技で採用されている種目
eスポーツは世界各地で公式大会が開催されており、国際的な競技としての地位を確立しています。ここでは、主要な大会・競技で採用されている種目を紹介します。
(1)JESUプロライセンス認定タイトル一覧
一般社団法人日本eスポーツ協会(JESU)は、国内のeスポーツ競技を統括する団体です。JESUが認定する公認タイトル制度では、2026年8月時点で以下のタイトルが対象として指定されています。
| タイトル | ジャンル |
|---|---|
| UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes | 格闘 |
| eFootball | スポーツ |
| GUILTY GEAR –STRIVE- | 格闘 |
| グランブルーファンタジー ヴァーサス | 格闘 |
| グランブルーファンタジー ヴァーサス -ライジング- | 格闘 |
| ストリートファイター6 | 格闘 |
| 鉄拳8 | 格闘 |
| デッド オア アライブ6 | 格闘 |
| Virtua Fighter esports | 格闘 |
| パズドラ | パズル |
| 『ぷよぷよ』シリーズ | パズル |
| BLAZBLUE CENTRALFICTION | 格闘 |
| BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE | 格闘 |
| モンスターストライク | その他 |
(2)Esports World Cup(EWC)の採用種目
Esports World Cup(EWC)は、サウジアラビア発の世界最大規模のeスポーツ大会です。2026年大会はフランス・パリに会場を移し、7月6日から8月23日までの約7週間にわたって開催されました。賞金総額は7,500万ドル(約110億円)で、以下の24タイトルで競技が行われました。
| タイトル | ジャンル |
|---|---|
| Apex Legends | FPS |
| Call of Duty: Black Ops 7 | FPS |
| Call of Duty: Warzone | FPS |
| Counter-Strike 2 | FPS |
| Crossfire | FPS |
| R6 Siege | FPS |
| VALORANT | FPS |
| Free Fire | バトルロイヤル |
| Fortnite Reload | バトルロイヤル |
| PUBG Battlegrounds | バトルロイヤル |
| PUBG Mobile | バトルロイヤル |
| DOTA 2 | MOBA |
| Honor of Kings / Arena of Valor | MOBA |
| League of Legends | MOBA |
| Mobile Legends: Bang Bang | MOBA |
| Fatal Fury: City of the Wolves | 格闘 |
| Street Fighter 6 | 格闘 |
| Tekken 8 | 格闘 |
| EA Sports FC | スポーツ |
| Rocket League | スポーツ |
| Overwatch | その他 |
| Teamfight Tactics | その他 |
| Trackmania | その他 |
| Chess | その他 |
2026年大会では、複数タイトルで好成績を収めたAG.ALがクラブチャンピオンシップを制し、賞金700万ドルを獲得しました。前年まで連覇していたTeam Falconsの3連覇を阻んでの初優勝です。
日本勢も活躍し、Overwatch部門ではZETA DIVISIONが優勝、ストリートファイター6部門ではSBI e-Sportsが2位・REJECTが3位と、表彰台に日本のクラブが並びました。
なお、次回2027年大会は再びサウジアラビアのリヤドで開催される予定です。
出典:Esports World Cup公式サイト「Esports World Cup 2026」
(3)オリンピックeスポーツの採用種目
国際オリンピック委員会(IOC)は2024年7月、eスポーツに特化した独立大会「オリンピックeスポーツゲームズ(Olympic Esports Games)」の創設を正式決定しました。当初2025年にサウジアラビアで第1回大会が予定されていましたが、IOCとサウジアラビア側との協議が折り合わず、開催は見送られています。
その後、第1回大会は2027年へ延期されましたが、2025年10月にIOCとサウジアラビア側は提携の解消で合意しました。IOCは新たなパートナーモデルのもとで、できるだけ早期に第1回大会を開催する方針を示しています。なお、IOCは過去に「オリンピックeスポーツシリーズ(2023年・シンガポール)」を開催しており、野球(WBSCパワフルプロ野球)・グランツーリスモ7・チェス・アーチェリーなどの種目が採用されています。
出典:IOC「IOC announces Olympic Esports Games to be hosted in the Kingdom of Saudi Arabia」/IOC「IOC statement on the Olympic Esports Games」
(4)アジア大会の採用種目
アジア競技大会でもeスポーツは正式メダル競技として採用されています。第20回アジア競技大会は2026年9月〜10月に愛知・名古屋で開催予定で、以下の11種目13タイトルが実施されます。
| 種目 | タイトル | ジャンル |
|---|---|---|
| 対戦格闘団体戦 | ストリートファイター6・鉄拳8・THE KING OF FIGHTERS XV | 格闘 |
| MOBA | ポケモンユナイト | MOBA |
| MOBA | Honor of Kings | MOBA |
| MOBA | League of Legends | MOBA |
| MOBA | Mobile Legends: Bang Bang | MOBA |
| サバイバル | PUBG Mobile Asian Games Version | バトルロイヤル |
| 非対称対戦 | Identity V 第五人格 Asian Games Version | その他 |
| レーシング | グランツーリスモ7 | レーシング |
| サッカー | eFootball™(PC・モバイル) | スポーツ |
| パズル | ぷよぷよeスポーツ | パズル |
| アクション | Naraka: Bladepoint | その他 |
なお、格闘種目は3タイトルで1チームを編成する複合団体戦形式です。日本からはJESUを通じた代表選手が7種目9タイトルに出場予定です(出典:同上)。
大規模大会の運営方法や進行設計に興味のある方は、こちらの記事も参考にしてください。

5.自社イベントにeスポーツを取り入れる際の種目選びのポイント

近年、企業や団体が社員総会・周年記念イベント・懇親会などにeスポーツを取り入れる事例が広がっています。eスポーツは年齢・性別・身体能力に関係なく参加できるため、幅広い参加者を巻き込みやすい点が特徴です。
ここでは、自社イベントでeスポーツを活用する際の種目選びのポイントを整理します。
自社でのeスポーツ大会の開催方法や進行設計について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

(1)参加者全員が楽しめる
ゲーム経験が少ない参加者が多い場合は、操作がシンプルでルールが直感的にわかる種目を選ぶことが重要です。パズルゲーム(ぷよぷよeスポーツなど)やスポーツゲーム(eFootball・EA SPORTS FCなど)は、サッカーや野球といった実在スポーツのルールをベースにしているため、ゲーム未経験者でも参加のハードルが低い種目です。
スマホで参加できるタイトルの中から初心者でも選びやすいものをお探しの場合は、初心者向けタイトルの選び方を以下のページで紹介しているので、あわせてご覧ください。

①実力差・ハンデ設定の難しさに注意する
種目選びでは、実力差の出やすさにも注意が必要です。FPSやMOBAのように個人のプレイ経験が結果に直結しやすい種目は、経験者と初心者の実力差が顕著に出やすく、初心者が委縮してしまう原因になります。
さらに、こうした種目はハンデ戦の設定が難しいという課題もあります。リアルスポーツであれば、年齢やレベルに応じてコースや距離を調整するなどのハンデ設定が可能です。しかし、eスポーツの多くは操作系統やルールが固定されているため、公平なハンデを設けにくいのが実情です。
②実力差を緩和する工夫をする
参加者全員が楽しめるように、実力差を緩和する工夫をすることも大切です。
その点、パズルゲームやスポーツゲームは基本操作がシンプルで、瞬間的な判断力よりも全体のバランス感覚が問われやすいため、経験の差が結果に出にくい傾向があります。
また、対戦相手をランダムに組み合わせるトーナメント形式や、チーム戦にして経験者と初心者を混在させる形式にすることでも、実力差を緩和できます。難易度が高いFPSやMOBAは、こうした配慮を踏まえたうえで、ゲームに慣れた参加者向けの種目として位置づけるのが適切です。
(2)観戦・盛り上がりを重視する場合に向いている
観戦しやすく、全員で盛り上がりやすい種目・タイトルを選ぶことも大切です。eスポーツの場合、全参加者が常にゲームをプレイし続けるわけではないためです。
参加者全員がプレイするのではなく、観戦しながら会場を盛り上げる形式のイベントには、試合の流れがわかりやすく、逆転が起きやすい種目が向いています。
格闘ゲーム(ストリートファイター6・鉄拳8など)は1対1の対戦でシンプルに勝敗が決まり、実況・解説との相性が良く観戦映えします。また、スポーツゲームもルールの理解が容易なため、観客を巻き込みやすい種目です。
(3)チームビルディング目的に向いている
チームビルディング目的に向いている種目・ゲームも、自社イベントには向いています。特に、部署間交流や組織の一体感醸成を目的とするイベントには、チームで協力して戦う種目が効果的です。
MOBAやスポーツゲームはチーム内での役割分担と連携が求められるため、普段接点の少ない社員同士のコミュニケーションを自然に生み出します。
6.企業・団体によるeスポーツイベント導入事例
eスポーツを自社イベントに取り入れる動きは、業種や規模を問わず広がっています。ここでは実際に導入された事例を紹介します。
(1)成田国際空港株式会社|従業員交流促進イベント

※写真は第1回eスポーツ大会(2024年開催)の様子です。
成田国際空港の管理・運営を行う成田国際空港株式会社は、空港内で働く従業員同士のコミュニケーション活性化を目的としたeスポーツ大会を実施しました。
空港内4社から代表が選出され、各社混合4人1組のチームを編成。『EA SPORTS FC 24』を使ったトーナメント戦として開催され、韓国・仁川国際空港からのゲストチームも参加しました。
企業・国境を越えた交流を実現した事例です。その後2025年には日本航空・全日本空輸とも連携し、eスポーツに加えクイズやアナログゲームも取り入れた「NARITA Commu Fes 2025」へと発展しています。
(2)TOPPANホールディングス株式会社|全社レクリエーションイベント

TOPPANホールディングス株式会社は、グループ従業員約5万人とその家族を対象とした全社レクリエーションイベント「TOPPA!!!TOPPAN FESTIVAL 2024」を2024年2月に開催。
全国17拠点のオフライン会場とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で実施しました。eスポーツ大会では、全国50拠点の予選を勝ち上がった20チームが『ぷよぷよeスポーツ』と『スーパーボンバーマン R 2』で対戦。タイの現地法人とのグローバルエキシビションマッチも開催され、国内外の従業員交流の場となりました。
eスポーツを活用したマーケティング施策や企業ブランディングへの活用にご興味のある方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

7.eスポーツの種目についてよくある質問
ここでは、eスポーツの種目についてよくいただく以下の質問について、回答を紹介します。
(1)eスポーツの種目はどのように決まるのですか?
eスポーツで競技種目として選ばれるゲームには、主に以下の条件が求められます。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 競技性 | 「運」よりも「スキル」で勝敗が決まること。課金によって勝敗が左右されるゲームは対象外 |
| 稼働実績 | ゲームとして一定期間の運営・販売実績があること |
| 大会の継続性 | 今後も大会を継続して運営できる見通しがあること |
| 興行性 | 観戦者を熱狂させられるゲームデザインであること |
| 普及度 | 世界的に広くプレイされていること。オリンピック競技の採用基準では「男子は4大陸75カ国以上で普及」などが条件とされている |
| 試合時間 | 大会スケジュールに組み込める試合時間であること。1試合が長すぎると大会運営上の課題になる |
これらの条件を総合的に満たしたゲームが、国内外の大会や公式競技の種目として採用されています。
(2)スマホやSwitchでもeスポーツの種目はできますか?
はい、できます。以下のように、さまざまなタイトルが競技種目として定着しています。
- スマートフォン:PUBG MOBILE、eFootball、ポケモンユナイト など
- Nintendo Switch:スプラトゥーン3、ぷよぷよeスポーツ、大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL など
専用PCや高額な機材が不要なため、参加のハードルが低い点が特徴です。デバイス別の詳しいタイトル一覧は「eスポーツ人気ランキングとスマホ・PC・Switch/PS別種目一覧」をご覧ください。
(3)eスポーツの種目ごとの賞金はどのくらいですか?
種目によって大きく異なります。世界規模の大会では、MOBAジャンルの『DOTA 2』の世界大会「The International 2021」で賞金総額が4,000万ドルを超えるなど、数十億円規模に達した例もあります。
複数タイトルを横断するEsports World Cup(EWC)では、2025年大会の賞金総額が7,000万ドル超(約100億円)、2026年大会は7,500万ドル(約110億円)と、年々規模が拡大しています。
出典:ESPN「Dota 2’s The International surpasses $40 million in prize money」/Esports World Cup公式「EWC 2025 Kicks Off in Riyadh With $70 Million Prize Pool」/Esports World Cup公式サイト
パズルゲームや音楽ゲームは競技人口に対して賞金規模は小さい傾向がありますが、JESUプロライセンス認定タイトルであれば高額賞金大会の開催が可能です。
8.まとめ
本記事では、eスポーツの種目一覧をジャンル別に解説するとともに、デバイス別のタイトル一覧、大会・公式競技での採用種目、自社イベントへの活用ポイントまでをまとめてご紹介しました。
改めて、本記事のポイントを振り返ります。
- eスポーツの種目はFPS・TPS・MOBA・RTS・格闘・スポーツ・レーシング・パズル・音楽・DCGの主に10ジャンルに分類される
- PC・コンシューマー機・スマホとデバイスによって遊べるタイトルが異なり、スマホやSwitchで参加できる種目も数多くある
- JESU公認タイトルやEsports World Cup・アジア競技大会など、公式競技での採用種目は年々拡大している
- 自社イベントへeスポーツを取り入れる際は、参加者の年齢層や目的に合わせた種目・デバイス選びが重要
- 成田国際空港・TOPPANホールディングスなど、業種を問わず自社イベントへの活用事例が広がっている
eスポーツは年齢・性別・身体能力を問わず参加できる競技として、自社イベントのコンテンツとしても注目が高まっています。一方で、種目選びやハンデ設定、機材の手配など、検討すべき要素が多いのも事実です。
イベントの設営・運営を任せるなら株式会社ストラーツにご相談ください。
種目選びのサポートからルール設計、機材手配、当日の運営までワンストップで対応しています。大手広告会社やイベント会社出身のプロフェッショナルが、目的に沿った高品質なeスポーツイベントを実現します。


