この記事の監修者:堀江 和敬 株式会社ストラーツ 代表取締役社長
イベント制作会社で年間100件のイベントに対応。
日本最大級のIT系のオンライン展示会を主催を経験。著名人含む60名、20セッションの基調講演をキャスティング。ウェブ広告にて6,000名以上を集客。
「社内で謎解きイベントを開催したいけど、イメージを掴めない」
「具体的にどのような謎解きがあるのか、どうやって開催するのか」
こうした悩みをお持ちではないでしょうか。謎解きイベントは、企業の社内イベントから自治体の地域活性化、学校行事、商業施設の集客まで幅広く活用されており、企画の種類もさまざまです。
本記事では、企業・自治体・教育機関・商業施設それぞれの謎解き企画例を20個紹介し、あわせて企画を進める基本の流れも解説します。自分たちに合った企画のヒントを見つけてください。
謎解きイベントの企画・制作をお考えの方は、謎解きイベントの制作実績豊富な担当者がいる株式会社ストラーツにお気軽にご相談ください。

謎解きイベントとは?

謎解きイベントとは、謎やクイズを解き明かしながらゴールを目指す体験型のコンテンツです。単なる娯楽にとどまらず、コミュニケーション活性化や学習効果、集客施策としての活用が広がっています。
実際に、企業では社内イベントやチームビルディング研修、自治体では地域振興や観光周遊、教育機関では文化祭や修学旅行、商業施設では集客キャンペーンなど、幅広い場面で謎解きイベントが取り入れられています。
謎解きイベントは、参加者が「自分の頭で考えて答えにたどり着く」というプロセスそのものが体験価値になるため、一方的な説明や座学よりも記憶に残りやすいです。
また、チームで協力して謎を解く形式にすれば自然とコミュニケーションが生まれるため、交流や一体感の醸成を目的としたイベントとも相性が良い施策といえます。
謎解きイベントの開催メリットやよくある失敗例、活用シーンなどについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

謎解きイベントの形式・種類

謎解きイベントの形式は、大きく「周遊型」「公演型・ホール型」「オンライン型」「Web型」の4つに分けられます。
それぞれ向いている対象者や利用シーンが異なるため、特徴を比較しながら、自社の目的に合う形式を確認しましょう。
| 形式 | 概要 | 主な対象者※ | 向いている目的 |
|---|---|---|---|
| 周遊型 | 街や施設を歩きながら、複数の場所に隠されたヒントをもとに謎を解き進める形式 | toC(一般消費者・観光客) | 地域活性化・観光促進・回遊性の向上 |
| 公演型・ホール型 | 1つの会場に集まり、司会者の進行に沿って謎を解いていく形式 | toB(社員・関係者) | 周年イベント・社内イベント・研修 |
| オンライン型 | ビデオ会議ツールを使い、チームで対話しながら進行する形式 | toB(社員・関係者) | 拠点間交流・リモートチームの一体感づくり |
| Web型 | 自社サイトやSNS上に謎を仕込み、時間や場所を問わず参加できる形式 | toC(一般消費者) | 商品・サービスのプロモーション、Web広報 |
※各形式が実務上主に使われている対象者を示したものです。例えば周遊型は社員旅行(toB)に使われることもあるなど、対象者を限定するものではありません。
【企業向け】謎解きイベントの企画6選

社内イベントの目的は、懇親、研修、理念浸透など多岐にわたります。同じ「謎解き」でも目的によって設計の仕方が変わるため、まずは自社が何を達成したいのかを踏まえたうえで、以下の企画例を参考にしてください。
(1)「オフィス脱出型」謎解き
社内の会議室やオフィスを会場に見立て、制限時間内に謎を解いて脱出するチーム対抗形式です。普段使っているデスクや備品をヒントとして活用できるため、外部会場を借りずに内製しやすく、忘年会や新人歓迎会の余興として人気です。
(2)「新人研修」謎解き
謎を解くために他部署の先輩に話を聞きに行くミッションを組み込み、謎解きを通じて社内の人脈形成を促す企画です。新人が自然な形で多くの社員と接点を持てるため、新人研修の導入コンテンツとして効果的です。
(3)「部署対抗」謎解き
部署ごとにチームを組み、謎解きの得点を競う形式です。単なる懇親にとどまらず「勝敗」の要素を加えることで、普段関わりの少ない部署間の交流や一体感を生み出しやすくなります。優勝チームへの表彰やちょっとした景品を用意すると、さらに盛り上がりやすくなります。
(4)「経営理念・ミッション浸透」謎解き
謎を解くプロセスの中に、自社の経営理念やバリューに関するキーワードを散りばめる企画です。座学での説明よりも記憶に残りやすく、全社総会やキックオフイベントでの理念浸透施策として活用できます。
(5)「周年記念・創立記念」謎解き
会社の沿革や創業エピソードを謎に散りばめ、社史を学びながら周年イベントを盛り上げる企画。若手社員への歴史継承にも有効です。
(6)Zoomを使ったオンライン謎解き
Web会議ツールのブレイクアウトルーム機能を使い、リモートメンバーでもチーム戦ができる形式です。画面共有で謎を出題し、チャットやオンラインホワイトボードで相談させることで、出社していない社員も一体感を持って参加できます。
謎解きイベントの制作会社をお探しの方は、以下の記事をご参考ください。「社内イベントに強い」「プロモーションに強い」など、カテゴリーごとにおすすめの制作会社を紹介しています。

【自治体向け】謎解きイベントの企画5選

自治体では、地域活性化や住民同士の交流、防災意識の向上などを目的とした謎解き企画が実施されています。子どもから高齢者まで幅広い世代が参加しやすいよう、難易度や導線を工夫している事例が多いのも特徴です。
(1)「地域周遊型」謎解き
市内の観光名所や商店街を巡りながら謎を解いていく形式です。参加者に地域を歩いてもらうことで周遊が生まれ、地域経済への波及効果も期待できる、自治体では定番の企画です。
経済効果を生むための施策例として、謎解き中に立ち寄ってほしいスポット(カフェなど)をマップに記載するなどの方法があります。
(2)「郷土史学習」謎解き
地域の歴史や偉人にまつわるエピソードを謎解きのストーリーに組み込む企画です。楽しみながら郷土の歴史を学べるため、公民館や図書館が主催する生涯学習イベントとの相性が良好です。
(3)「防災」謎解き
避難経路やハザードマップの情報を謎解きの問題に組み込み、遊びながら防災意識を高める企画です。通常の避難訓練よりも参加のハードルが低く、幅広い年代の住民に防災知識を届けやすいのが特長です。
(4)「ふるさと納税・特産品PR」謎解き
地域の特産品や名産をヒントとして活用し、謎を解く過程で地元の魅力を発信する企画です。移住促進や観光PRのイベントに組み込むことで、地域の認知度向上につなげられます。
(5)「子育て世代向けファミリー」謎解き
親子で一緒に参加できる難易度に設定し、公民館や図書館などの公共施設を巡る形式です。子育て世代の参加ハードルが低く、ファミリー層をターゲットにした集客イベントとして活用しやすい企画です。
【教育機関向け】謎解きイベントの企画5選

教育機関では、行事の盛り上げに加え、学びとの連動や生徒同士の交流を目的とした謎解き企画が実施されています。安全面や引率のしやすさに配慮しながら設計されている点も、他のセグメントとは異なる特徴です。
(1)「文化祭・学園祭」謎解き
校内を会場に、クラスや部活動が謎解きブースを出展する形式です。生徒が主体となって謎を制作・運営できるため、文化祭・学園祭の目玉企画として定番の位置づけです。企画から運営まで生徒に任せることで、主体性を育む教育的な効果も期待できます。
(2)「修学旅行・校外学習」謎解き
訪問先の歴史や地理に関する情報を謎解きに組み込み、学びと娯楽を両立させる企画です。班行動の集合ポイントとして謎解きのゴールを設定すれば、行程管理と学習効果を同時に得られます。
(3)「教科」謎解き
数学・国語・理科などの教科知識を謎解きの問題に活用する企画です。授業の復習を兼ねられるため、総合学習の時間や長期休み前の学習イベントに取り入れやすい内容です。
(4)「新入生歓迎」謎解き
校舎内の各教室や施設を巡りながら謎を解き、自然な流れで校内の場所や設備を覚えられる企画です。新入生同士の交流のきっかけにもなり、オリエンテーションの一環として実施しやすいです。
(5)「卒業記念」謎解き
在学中の思い出のエピソードや出来事を謎解きのストーリーに盛り込む企画です。卒業前の学年イベントとして実施することで、卒業生同士の思い出を振り返る機会になります。
【商業施設向け】謎解きイベントの企画4選

商業施設では、回遊率や来店数、売上の向上を目的とした謎解き企画が数多く実施されています。イベント単体の集客効果だけでなく、実際の購買行動につなげる仕組みまで設計されているケースが多い点が特徴です。
(1)「館内周遊型」謎解き
ショッピングモールや商店街の各店舗を巡りながら謎を解く形式です。参加者を施設内の隅々まで誘導できるため、回遊率向上と売上増加を同時に狙える定番企画です。普段立ち寄らないテナントへの動線を意図的に組み込むことで、店舗ごとの認知向上にもつながります。
(2)「期間限定イベント連動」謎解き
ハロウィンやクリスマスなど、季節のイベントやキャンペーンとテーマを連動させた謎解きです。年間を通じて繰り返し実施しやすく、季節ごとの集客の目玉企画として活用できます。
(3)「宝探し」謎解き
謎を解いた先に景品やクーポンのヒントが隠されている宝探し形式です。施設内の空きスペースや屋外広場でも実施可能で、集客イベントの目玉として取り入れやすい企画です。
(4)LINEを活用した謎解き
LINE公式アカウントを謎解きの案内役として活用する企画です。友だち登録するとBOTから謎解きストーリーが自動配信され、参加者はメッセージに従って施設内を巡ります。
「甘い香りのする場所へ」など謎のヒントが店舗への訪問を促し、正解キーワードを入力すると物語が進行。専用アプリ不要で気軽に参加でき、館内回遊の促進とLINE友だち数の増加を同時に狙えます。クリア後は割引特典なども設定可能です。
謎解きイベント企画の流れ

企画例を見て「自分たちにも取り入れられそうだ」と感じたら、次は実際の進め方を押さえておきましょう。謎解きイベントは思いつきで進めると当日になって謎の難易度や運営体制の不備に気づくケースも少なくありません。ここでは、謎解きイベントを企画する際の基本的な流れを5つのステップで紹介します。
ステップ1:目的とゴールを明確にする
まず「なぜ謎解きイベントを実施するのか」を整理します。懇親や研修、集客、学習など目的によって企画の方向性が大きく変わるため、最初に目的とゴールを言語化しておくことが重要です。
目的が曖昧なまま進めると、謎の内容や難易度の方向性がぶれてしまい、当日の満足度にも影響します。また、目的が明確であれば、開催後の効果測定もしやすくなります。
「参加者アンケートの満足度◯%以上」「回遊率◯%向上」など、可能な範囲で数値目標まで落とし込んでおくと、実施後の振り返りや次回企画への改善にもつなげやすくなるでしょう。
ステップ2:対象者と規模を決める
参加人数や年代、社内・社外どちらが対象かを決めます。対象者によって適切な難易度や所要時間、必要なスタッフ数が変わってくるため、早い段階で見積もっておきましょう。
たとえば、新入社員向けであれば専門用語を避けたやさしい謎にする、家族連れが対象であれば子どもでも解けるビジュアル重視の謎にするなど、対象者に応じて謎の難易度や演出の方向性は大きく変わります。
あわせて、少人数のチーム制にするのか、大人数が同時に参加できる形式にするのかも、この段階で決めておくと後の設計がスムーズです。
ステップ3:会場・形式を選定する
オフィス内、貸会議室、屋外、オンラインなど、目的と対象者に合わせて会場と形式を選びます。会場が決まることで、内製できる規模かどうかもある程度判断できるようになります。
会場選定の際は、収容人数や動線の広さだけでなく、Wi-Fi環境や電源の有無、音響・照明設備が整っているかも確認しておきましょう。
特に周遊型やオンライン型の謎解きでは通信環境が体験の質に直結するため、事前の下見やテスト接続を行っておくと安心です。屋外開催の場合は、雨天時の代替プランも早めに検討しておく必要があります。
ステップ4:スケジュールと予算を確定する
謎の制作、会場手配、告知、当日運営までの逆算スケジュールを組みます。あわせて予算感を確定し、必要であれば上司や関係部署への説明・承認を進めます。
謎の制作には一定の時間がかかるため、開催日から逆算して余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。特にテストプレイの工程は省略されがちですが、難易度調整や誤植・別解の有無を確認する重要なステップのため、必ずスケジュールに組み込んでおきましょう。
予算については、謎の制作費だけでなく、会場費や資材費、景品代、当日の人件費なども含めて総額を把握しておくと、後々の追加費用による混乱を防げます。
ステップ5:告知・準備を進め、当日を迎える
参加者への告知、備品や配布物の準備、当日の運営体制を整えます。事前にリハーサルを行っておくと、当日のトラブルを防ぎやすくなります。
謎解きイベントは、目的とターゲットに合わせて企画次第で幅広い効果を生み出せる施策です。ただし、魅力的な謎の制作や進行台本の作成、当日の運営には一定のノウハウが求められるため、規模や予算によっては専門の制作会社への相談も選択肢のひとつです。
まずは自分たちの状況に近い企画例を参考に、実現可能な規模から検討を始めてみてください。
制作会社選びにお悩みの方は、株式会社ストラーツにご相談ください。謎解きイベント経験・実績が豊富なスタッフが、企画から運営までワンストップでご支援します。
謎解き企画の費用相場
謎解き企画の費用は「個人」か「制作会社」かで大きく異なります。個人依頼なら数万円で依頼できるケースもありますが、謎の中身のみの制作が中心で、当日運営や資材デザインは含まれないことが多いです。
一方、制作会社への依頼は10万円台〜300万円以上と幅広く、パッケージ活用の簡易版からフルオーダーメイドのシナリオ制作・会場設営・当日運営まで一括対応するプランもあります。
社内稟議が必要な場合や大規模イベントでは、実績・体制が整った制作会社への依頼が安心です。見積もり時は運営サポートの有無など、業務範囲を確認することが大切です。
まとめ
謎解きイベントは、目的やターゲットに合わせて企画次第で幅広い効果を生み出せる施策です。今回紹介した20の企画例を参考に、まずは自分たちの状況に近いものを見つけてみてください。
魅力的な謎の制作や当日の運営には一定のノウハウが求められるため、規模や予算によっては専門の制作会社に相談するのも一つの方法です。できる範囲で具体的な検討を進めていきましょう。
制作会社選びにお悩みの方は、株式会社ストラーツにご相談ください。
50本以上の謎解きコンテンツを制作してきた担当者が、企画立案から会場手配、当日の運営まで一気通貫でサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修者:堀江 和敬 株式会社ストラーツ 代表取締役社長
イベント制作会社で年間100件のイベントに対応。
日本最大級のIT系のオンライン展示会を主催を経験。著名人含む60名、20セッションの基調講演をキャスティング。ウェブ広告にて6,000名以上を集客。

