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イベント集客の施策15選!人が集まらない原因と成功ポイントを解説

イベント集客について、「思うように人が集まらない」「申し込みはあるのに参加につながらない」という悩みは、多くの担当者に共通しています。

本記事では、イベント集客におすすめの施策15選をはじめ、集客プランの立て方・人が集まらない原因と対策・成功のポイント・イベント集客の成功事例まで解説します。
集客を強化したい担当者の方はぜひ参考にしてください。

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目次

1.イベント集客におすすめの施策15選

イベント集客を成功させるには、自社の目的に合った施策を選ぶことが大切です。
ここでは、イベント集客に活用できるおすすめの施策について紹介します。

施策目的toB/toCコスト感向いている企業・状況
(1)SNS運用認知・周知/参加促進toB/toC継続的に発信できる体制がある
(2)Web広告認知・周知toB/toC中〜高一定の広告予算を確保できる
(3)動画広告(YouTube・TVer)認知・周知toC中心中〜高動画制作の予算・体制がある
(4)プレスリリース認知・周知toB/toCニュース性のあるイベント内容がある
(5)イベント掲載サイト認知・周知toB/toCイベント単体での集客を強化したい
(6)インフルエンサー連携認知・周知toC中心低〜高ターゲットに合うインフルエンサーがいる
(7)コミュニティ・業界グループへの参加認知・周知toB/toC業界コミュニティに継続参加できる
(8)関連企業・団体との相互告知認知・周知toB/toC連携できる関連企業・団体がある
(9)TVCM認知・周知toC大型・一般向けイベントで予算を確保できる
(10)チラシ・DM認知・周知/申込促進toC=チラシ/toB=DM低〜中地域住民や既存顧客に直接届けたい
(11)自社サイト・オウンドメディア申込促進toB/toC低〜中申し込みの受け皿を整えたい
(12)メールマーケティング認知・周知/申込促進/参加促進toB/toC低〜中既存の顧客・見込み客リストがある
(13)MA・CRMによるナーチャリング申込促進toB中〜高顧客データを蓄積・活用できる
(14)既存顧客への営業アプローチ申込促進toB低〜中過去の取引・問い合わせ履歴が豊富
(15)紹介プログラム(リファラル)認知・周知/申込促進toB/toC過去参加者の満足度が高い

(1)SNS運用

SNSは、低コストで認知拡大を狙いやすい集客施策です。
拡散力が高く、開催前の告知から当日の盛り上げ、終了後の振り返りまで一貫して活用できます。

施策の特徴・低コストで始められる
・拡散による認知拡大が狙える
・開催前後で継続活用できる
運用ポイント・開催1週間前からカウントダウン投稿で気運を高める
・当日はストーリーズ/ライブ配信で現場の熱量を発信
・X=拡散・速報性/Instagram=写真映え・若年層/Facebook=BtoB・30〜40代/LinkedIn=ビジネス層
コストの目安低(運用工数のみ)

例えば、開催1週間前からカウントダウン投稿を行い、当日はストーリーズやライブ配信で現場の様子を発信すると、参加者の熱量を外部に伝えやすいでしょう。

媒体ごとにユーザー層が異なるため、ターゲットに合った媒体選びも重要なポイントです。

(2)Web広告

Web広告は、短期間でイベントの集客数を伸ばしたい場合に有効な施策です。

ターゲティング精度が高く、職種・役職・業種・地域などの条件を組み合わせて、狙った層へ効率的にアプローチできます。「営業職×30代×関東」のように条件を絞れば、無駄なクリックを抑えながら申し込み確度の高い層にリーチしやすくなるでしょう。

施策の特徴・短期間で集客数を伸ばせる
・職種・役職・地域での絞り込みが可能
・効果測定とPDCAが回しやすい
運用ポイント・「職種×年代×地域」など複数条件で絞り込む
・配信中もデータを分析しPDCAを回す
・BtoC拡散はMeta広告/顕在層はGoogle検索広告/BtoBはLinkedIn広告が向いている(日本国内ではMeta広告やGoogle広告と併用されるケースも多い)
コストの目安中〜高(配信予算による)

Web広告は、設定やクリエイティブの質によって成果が大きく変わるため、配信開始後もデータを分析しながら検証と改善を繰り返すことが重要です

(3)動画広告(YouTube・TVer)

動画広告は、YouTubeやTVerなどの動画プラットフォームに広告を配信し、視覚と音声でイベントの魅力を訴求できる集客施策です。

施策の特徴・視覚・音声でイベントの雰囲気を直感的に伝えられる
・YouTubeは興味関心、TVerは番組ジャンルや視聴傾向、デモグラ情報などをもとにターゲティングできる
・幅広い層への認知拡大に向く
運用ポイント・冒頭5秒で「誰向けの何のイベントか」を伝える
・YouTubeはスキップ前提で要点を前倒し、TVerは最後まで見られる前提で構成する
・申込LPへの導線(概要欄リンク・QRコード)を明確にする
コストの目安中〜高(配信予算・動画制作費による)

動画制作にコストがかかるため、ある程度の集客規模・予算が見込めるイベントに向いた施策です。

(4)プレスリリース

プレスリリースは、認知拡大と信頼性向上を同時に狙える施策です。
広告と異なり第三者であるメディアを通じて情報が発信されます。客観的な情報として受け取られやすく、イベントへの期待感を高めやすいのが特徴です。

施策の特徴・第三者発信で信頼性が高まる
・広告費なしで広範囲にリーチできる
・メディア掲載で権威性が上がる
運用ポイント・「業界初」「最新トレンド」など話題性のある切り口で書く
・配信はPR TIMES・@Pressなどの有料配信サービスを活用する
・配信タイミングは開催の3〜4週間前
・単なる開催告知ではなく、読者に有益な情報を盛り込む
コストの目安低(配信サービス利用料のみ)

単なる開催告知では掲載されにくいため、「業界初」「最新トレンド」といった話題性や読者に有益な情報を盛り込むと取り上げられる可能性が高まります。

配信タイミングは、メディア側の取材・記事化リードタイムを考慮し、開催の3〜4週間前を目安にするのが基本です。

(5)イベント掲載サイト

イベント掲載サイトの活用は、イベントを探しているユーザーに直接リーチできる施策です。
イベントポータルサイトに情報を掲載すれば、自社単独では接点を持てない新規層への認知拡大が見込めます。

例えば「Peatix」はBtoB・BtoC問わず幅広いイベントに対応しており、会員数は840万人以上(※)です。「こくちーず」は、キーワード・開催場所・ジャンルなど多様な検索条件から見つけてもらいやすい特徴があります。

施策の特徴・参加意欲の高いユーザーに接触できる
・新たな申し込み経路を低コストで確保できる
・サイト内検索から自然流入が見込める
運用ポイント・BtoC向け(Peatix/こくちーず)とBtoB・テック向け(EventHub/Doorkeeper/connpass)を使い分ける
・タイトル・概要文で参加メリットを明確に打ち出す
・競合イベントと比較されやすいので差別化ポイントを強調する
コストの目安低(無料掲載可のサービスが多い/BtoB向けは有料サービス)

注意点としては、競合イベントと比較されやすいことが挙げられます。タイトルや概要文で参加メリットを明確に打ち出す工夫が必要です。ターゲットに合ったポータルサイトを選ぶと反応率が変わります。

※出典:PR TIMES「Peatix、イベント成功のノウハウが学べるPeatix Universityをオープン!」

(6)インフルエンサー連携

インフルエンサー連携は、自社単独では届かない層へ効率的にリーチできる施策です。
ターゲット層と親和性の高いインフルエンサーを起用すれば、既存チャネルの外側にいる潜在層へ認知拡大が見込めます。

施策の特徴・既存チャネル外の層にリーチできる
・口コミ・紹介効果が期待できる
・ファン層への訴求力が高い
運用ポイント・フォロワー数より「エンゲージメント率」で選ぶ
・数千〜1万フォロワーのマイクロインフルエンサーが費用対効果◎
・依頼前にフォロワー属性とイベントターゲットの一致を確認する
コストの目安低〜高(依頼先・報酬形態による)

フォロワー数が多くても、ターゲット層と属性がずれていると反応は伸びにくくなるため、依頼前にフォロワーの属性を確認する必要があります。

(7)コミュニティ・業界グループへの参加

コミュニティ・業界グループへの参加は、(1)の自社SNS発信とは違い、他者の場を借りて熱量の高い関心層に直接届けられる集客施策です。

施策の特徴・既存の関心層が集まる場に直接届けられる
・口コミで自然に情報が拡散される
・オフラインの小規模コミュニティにも接点を作れる
運用ポイント・探し方:Slack/Discordの業界別コミュニティ/業界団体・ユーザー会/町内会・商店会などのリアルコミュニティ
・加入直後の告知はマナー違反になりやすい。まず数回コメント等で貢献してから案内する
・コミュニティ性質とイベント内容の親和性を事前確認する
コストの目安低(運用工数のみ)

業界の専門コミュニティに継続的に参加して信頼関係を築いておけば、自社のイベント告知も自然に受け入れてもらいやすくなります。また、リアルコミュニティ(地域の町内会や商店会など)は、Web経由では接点を持てない層へのアプローチに有効です。

コミュニティの性質とイベント内容の親和性を事前に確認したうえで、適切な場を選ぶことが成功のポイントです。

(8)関連企業・団体との相互告知

関連企業・団体との相互告知は、自社単独ではリーチできない層にアプローチできる施策です。

協賛スポンサーとの共同開催や、相手先でのチラシ設置などで互いの顧客基盤を活用します。自社だけで集客するより、コストを抑えながら集客範囲を広げやすい点が特徴です。

施策の特徴・互いの顧客基盤を活用できる
・低コストで集客範囲を広げられる
・口コミでネット外の層にも届く
運用ポイント・既存取引先/業界団体/競合しないがターゲット層が重なる企業が候補
・最初は「SNS相互シェア」など軽い告知交換から始める
・連携前にテーマ・顧客属性の親和性を確認する
コストの目安低(連携内容による)

連携先のターゲット層が自社と大きく乖離していると、十分な効果を得にくいため、テーマや顧客属性の親和性を事前に確認したうえで、パートナーを選ぶ必要があります。

(9)TVCM

TVCMは、テレビ放送枠で広告を流し、地域や番組視聴層に広くイベントを認知させる集客施策です。

施策の特徴・短期間で広範囲に認知を広げられる
・地域限定(スポットCM)での放映も可能
・テレビの信頼感がイベントの権威性を補強する
運用ポイント・大規模イベントや一般消費者向けイベントに向く
・地域イベントなら地方局のスポット枠でコストを抑える
・放映は開催の2〜3週間前に集中させる
コストの目安高(制作費・放映枠による)

費用が大きいため、来場者数が多く見込める大型イベントや一般向けイベントに向いた施策です。

(10)チラシ・DM

チラシ・DMは、紙媒体を直接届けることで、Web接点を持たない層にもイベント情報を伝えられる集客施策です。

施策の特徴・Webを使わない層(高年齢層・地域住民など)にもリーチできる
・チラシは不特定多数、DMは既存顧客への狙い撃ちに向く
・手元に残るため見返してもらいやすい
運用ポイント・チラシは設置・配布場所をターゲットの動線に合わせる
・DMは既存顧客リストに送り、申込特典を添えると反応率が上がる
・申込方法(QRコード・電話番号)を大きく明記する
コストの目安低〜中(印刷・郵送費による)

地域密着型イベントや、BtoBの既存顧客向け案内に有効な施策です。

(11)自社サイト・オウンドメディア

自社サイトやオウンドメディアは、イベント集客の受け皿となる施策です。
訪問者が申し込みを判断する場になるため、サイトでは参加メリットや登壇者情報、申し込みへの導線設計を明確にする必要があります。

施策の特徴・申し込み判断の場をコントロールできる
・ファーストビューの設計でCVRが変わる
・SEOと組み合わせて集客導線を作れる
運用ポイント・LP(ランディングページ:イベント申し込みを目的としたWebページ)には「日時/場所/対象/参加メリット/申し込みCTA」の5要素を必ず含める
・1イベントならLP1枚、継続開催ならサイト内専用カテゴリ
コストの目安低〜中(制作・運用費用による)

登壇者情報や参加者の声など、信頼性を補強する情報を続けて見せる構成が効果的です。

また、サイトの表示速度も重要です。ページの読み込みに3秒以上かかると53%のユーザーが離脱する(※)と言われており、表示速度とストレスなく申し込みできる導線設計が重要になります。

https://blog.google/products/admanager/the-need-for-mobile-speed/

(12)メールマーケティング

メールマーケティングは、既存リストへ告知やリマインドを直接届ける基本の集客施策です。
申し込みに近い層へ訴求しやすく、参加率の向上にはリマインドメールの設計が重要になります。

施策の特徴・既存リストへ直接訴求できる
・リマインドで参加率を高められる
・属性別の出し分けが可能
運用ポイント・「1週間前/前日/当日」など複数回リマインドすると参加率向上につながりやすい
・過去参加者向けと新規向けで配信内容を出し分け
・件名は「開催日+一番のメリット」を先頭に置くと開封率アップ
コストの目安低〜中(ツール費用による)

ただし、一斉配信に頼りすぎると反応率が落ちやすいため、属性に応じた出し分けが重要です。

また、リスト規模が大きい場合は(13)で紹介するMAツール、小規模なら一斉配信ツールから始めると無理なく運用できます。

(13)MA・CRMによるナーチャリング

MA(マーケティングオートメーション)・CRM(顧客関係管理)によるナーチャリングは、顧客データを活用した自動配信で、見込み顧客を段階的にイベント参加へ導く集客施策です。

MA顧客データをもとにメール配信やシナリオ設計を自動化できるツール
CRM顧客情報を一元管理し、過去の接触履歴や属性を蓄積するツール

単なるメール配信と違い、顧客の属性や行動履歴に応じて自動で適切なメッセージを配信できます。

行動スコアリング(資料DLや問い合わせなどに点数を付ける仕組み)を活用すれば、申し込み確度の高いリードを絞り込み、限られた告知枠を熱量の高い層に集中させることができます。

施策の特徴・属性・行動履歴に応じた自動配信ができる
・スコアリングで申し込み確度の高い層を絞れる
・一度設定すれば継続的に運用できる
運用ポイント・代表的なMAツール:HubSpot・Marketo・SATORI
・ツール未導入ならCRM+Mailchimpなどの組み合わせから始められる
コストの目安中〜高(MAツール費用による)

ナーチャリングを成功させるには質の高い顧客データの蓄積と継続的な更新が前提です。データが整っていない場合は、まず(12)の基本メール配信から始めて、段階的にMA活用へ移行するのがおすすめです。

(14)既存顧客への営業アプローチ

既存顧客への営業アプローチは、申し込み確度の高い相手にアプローチできる施策です。

資料請求や問い合わせなど、過去に接点のある顧客へ営業します。相手の興味関心を想定できるので、イベントの内容に合った顧客を選びやすいことがメリットです。

施策の特徴・既存リストへ個別訴求できる
・申し込み確度が高い層に絞れる
・信頼関係をベースに参加を促せる
運用ポイント・連絡優先順位をつける:直近1年以内に問い合わせ→過去参加者→休眠顧客
・高確度層には架電・1on1案内、それ以外には個別メール
・過去の接触履歴とイベント目的でマッチ度の高い顧客に絞り込む
コストの目安低〜中(人件費による)

過去の接触履歴とイベントの目的から、マッチ度の高い顧客を絞り込めば費用対効果を高められるでしょう。

(15)紹介プログラム(リファラル)

紹介プログラム(リファラル)は、既存顧客や過去参加者の信頼を借りて新規層へリーチできる集客施策です。

第三者からの紹介は自社からの直接的な告知より信頼されやすく、参加率や申し込み率を高めやすい点が強みです。営業色を出さずに「知人に勧められた」という自然な流れで参加してもらえます。

施策の特徴・第三者の信頼で申し込みハードルが下がる
・営業色を出さず新規層にリーチできる
・仕組み化すれば継続的に機能する
運用ポイント・紹介者・被紹介者の双方に特典を用意(Win-Win設計)
・参加費割引や次回優先招待・限定資料・優先座席・参加者限定特典など
・紹介専用フォームや紹介URLで紹介者を計測しやすくする
コストの目安低(特典分のコストのみ)

ただし、紹介を起こすには「人に勧めたくなる体験」が前提になります。過去開催の満足度が低いと逆効果になりやすいため、コンテンツの質と特典の魅力の両輪で進める必要があります。

紹介専用フォームや個別の紹介URLを用意すると導線が簡潔になり、過去参加者へのフォローメールに紹介依頼を組み込むと自然に拡散しやすくなります。

イベントの集客なら株式会社ストラーツがおすすめです。
イベント自体の企画、制作、運営はもちろん、集客施策までワンストップで対応。大手広告会社やイベント会社出身のプロフェッショナルチームがプロジェクトをリードするため、安心して任せることができます。

また、イベント会社を探したい場合は、以下の記事が参考になります。

2.イベント集客を成功させるプランの立て方6ステップ

イベント集客プランの立て方6ステップ(①目的とターゲットの明確化 ②コンテンツと特典の設計 ③開催手法・日時・会場の最適化 ④集客チャネルと予算配分 ⑤告知タイミングと打ち出し方 ⑥効果検証と改善)を示した図

イベントの集客戦略は、基本的なフローに沿って設計するのが効率的です。「誰に何をどんな形で届けるか」を計画すれば、集客の成功可能性も上がります。

ここでは、イベント集客プランの立て方について解説します。

(1)イベントの目的とターゲットを明確化する

集客プランを設計する際は、まず「何のために開催するのか」と「どんな人に参加してほしいか」を明確にしましょう。

例えば、イベント集客の目的として以下があげられます。

  • 新規顧客の獲得
  • 既存顧客との関係強化
  • 認知拡大
  • 商談の創出

目的を明確にすると、どのような施策を打つべきかが見えてきます。

ターゲットは、年代・役職・課題などを具体的に設定します。「潜在顧客か既存顧客か」も整理しておくことが重要です。例えば、「30代のマーケティング責任者」「BtoB営業の現場マネージャー」「製造業のDX推進担当者」「自社製品の導入を検討している層」のように、複数の切り口を組み合わせて像を絞り込むと効果的です。

目的とターゲットの明確化が、適切な訴求と集客チャネルの選定につながります。

(2)参加したくなるコンテンツと特典を設計する

イベントの参加率を高めるには、ターゲットが「参加したい」と感じる設計にすることが最も重要です。

参加するメリットを感じてもらうには、次のような価値提供が大切です。

価値提供の切り口具体例・ポイント
課題解決に直結するテーマ「商談化率20%→35%まで改善した方法」のように、数字込みの具体テーマを設定する
権威性のある登壇者テーマと親和性が高い人物を選び、「導入実績500社以上のコンサルタント」のように定量実績を添える
業界の最新トレンド・一次情報自社調査データや業界レポートの先出しなど、他では得られない情報を扱う
体験・実践できるコンテンツ一方通行のセミナーより、登壇者同士や参加者が交流できる独自コンテンツを設ける
他では聞けない裏側・失敗事例「導入時に直面した想定外の壁」など、本音の共有が信頼を生む

また、限定特典や早期申し込み特典などを用意して、躊躇しているターゲットを後押しする工夫も重要です。

(3)開催手法・日時・会場を最適化する

イベント参加に対する負荷が高いと、集客数に影響するため、オンラインやオフラインなどの開催方法等をターゲットに最適化することが重要です。

イベントの開催方法には、次のような違いがあります。

メリットデメリット
オンライン・場所を問わず参加できる
・コストを抑えやすい
・全国にリーチできる
・参加者が離脱しやすい
・交流が難しい
・一体感が生まれにくい
オフライン・参加者との関係を深めやすい
・商談化につなげやすい
・一体感・熱量が生まれやすい
・会場・運営コストがかかる
・地域によって参加が難しい
・準備に時間と工数がかかる
ハイブリッド・リーチ範囲を最大化できる
・参加形式を選んでもらえる
・両形式の強みを活かせる
・運営が複雑になりやすい
・機材・通信環境の整備が必要
・コストが割高になりやすい

例えば工務店の場合、モデルハウスの内覧会などオフラインイベントとの相性が良いでしょう。一方で、セミナー形式のイベントであればオンラインやハイブリッドイベントが参加しやすいことが多いです。

また、開催日時や会場なども、ターゲットのライフスタイルに合わせることが大切です。

(4)集客チャネルと予算配分を最適化する

コンテンツや日時・場所などが決まったら、集客チャネルと予算配分を検討します。
ターゲットに届きやすいチャネルにお金とリソースを集中できれば、費用対効果を最大化できます。

ターゲット施策例
若年層(20代中心)Instagram・Xでの発信やSNS広告を中心に集客する
BtoB企業の担当者メール配信やLinkedIn広告を軸に既存リストへアプローチする
地域住民(来場型イベント)チラシ配布やポスティング、地域メディア掲載を活用する

イベント集客は、オンライン施策とオフライン施策を組み合わせると効果的です。
オンライン施策は広範囲に情報を届けやすく、短期間で認知を拡大できますが、接触の深さや記憶への定着には限界があります。オフライン施策は接触機会が限定されるものの、直接的な訴求により参加意欲を高めやすい点が特徴です。

チャネルごとの特性を踏まえて予算配分を最適化すれば、無駄のない集客が実現できます。

(5)告知のタイミングと打ち出し方を設計する

イベント集客を成功させるには、段階的に告知するプロモーション設計が重要です。
一度きりの告知で終わらせず、開催前から当日まで継続的に訴求しましょう。これにより、申し込み率と参加率の両方を高められます。

①告知タイミングの設計|段階的な告知とリマインド配信

告知は遅くとも開催1~2か月前から始めて、情報を分けながら発信することがポイントです。

▼告知タイミングと発信内容の例

タイミング発信内容
1~2か月前開催概要と日程の発表
2〜3週間前特典情報・受付開始の案内
1週間前参加メリットの後押し
前日・当日朝リマインド配信

申し込み後のリマインドには、CRMツールやLINE公式アカウント(Lステップ等の連携ツール含む)を活用すると自動化しやすくなります。
例えば、申し込みから1週間後・前日・当日朝に自動でメッセージを送信する設定が可能です。手動で送る手間を省きながら、当日の参加率を引き上げられます。

また、採用イベントなど参加が重要なイベントでは、参加を確実なものとするため前日・前々日などに申し込み者に電話連絡を入れることもあります。

②過去実績・参加者の声で信頼性を補強

過去イベントの写真・動画や参加者のコメントを掲載すると、検討者がイベント内容を具体的にイメージできます。

項目内容
参加者の声「〇〇の課題が解決できた」など具体的なもの
登壇者の実績数値で示せるものを優先する
過去の開催実績回数・参加者数・アンケートの満足度など

初開催で実績が乏しい場合は、運営元の会社概要や主催者の顔が見えるようにすることがおすすめです。どんな企業がイベントを主催しているかわかれば、迷っている人の不安を軽減できます。

③限定特典で申し込みを後押しする

参加を迷っている層に「今申し込む理由」を作ることで、申し込み率を引き上げやすくなります。

  • 先着〇名限定の特別割引
  • 〇月〇日までの申し込み者に限定資料をプレゼント
  • 参加者限定のアフター懇親会への招待

限定性と具体的なメリットを組み合わせた特典設計が効果的です。

ただし、特典に依存しすぎるとイベント本来の価値が伝わりにくくなるため、あくまで補完的な位置づけとして設計しましょう。

(6)効果検証と改善を行う

イベント集客の継続的な成功を目指すには、開催後のデータ分析と改善が欠かせません。

イベント終了後は、次の3点を分析しましょう。

  • どこから集客できたか
  • どの施策が効いたか
  • なぜ参加されなかったか

参加者アンケートを実施して、満足度や改善要望を収集するのも重要です。「SNSからの流入は多いが申し込み率が低かった」「メールは開封率は高いがクリックが少なかった」など、具体的な改善点を洗い出していきます。

効果検証と改善を継続すれば、自社ならではのノウハウが蓄積して、次のイベント集客に活かせるでしょう。

3.イベント集客で人が集まらない原因と4つの対策

イベントに人が集まらない4つの原因(ターゲットと企画のミスマッチ/魅力・信頼性が伝わっていない/参加ハードルが高い/宣伝のタイミング・量・媒体のミス)と対策方法を示した図

施策は打っているものの、イベントにうまく人が集まらないと悩んでいる方もいるでしょう。
ここでは、イベント集客で人が集まらない原因と対策について紹介します。

(1)ターゲットと企画内容のミスマッチが起きている

人が集まらない原因のひとつが、ターゲットと企画内容のズレです。
ターゲットのニーズとイベントのテーマが合っていなければ、「参加する価値がない」と判断されてしまいます。

▼ミスマッチ例

  • 経営層向けと打ち出しながら、現場スタッフでも知っている初歩的な内容になっている
  • 業界初心者向けと言いながら、本文は専門用語だらけ
  • 「誰でも歓迎」と絞り込みがなく、結局誰のためのイベントか伝わらない
  • BtoB向けに告知したのに、紹介事例がBtoC中心になっている

対策

企画段階で第三者の視点を入れて検証するのが有効です。具体的には次のような工夫が有効です。

  • 社内の異なる部署のスタッフに企画内容をレビューしてもらう
  • ターゲット層に近い属性の知人・顧客に「このテーマで参加したいか」「どの部分に魅力を感じるか」をヒアリング
  • 集めた意見からズレを洗い出し、メインターゲットに最適化する

客観的な視点を取り入れることで、企画段階のズレを最小化できます。

(2)イベントの魅力や信頼性が十分に伝わっていない

イベントの価値が適切に伝わらなければ、集客はできません。
「誰が何について語るのか」や「具体的に何が得られるのか」がわかりにくいと、参加率を上げにくいです。また、情報は掲載していても表現が抽象的すぎるケースもあります。

例えば、次のような曖昧な訴求では参加する理由が伝わりにくくなります。

  • 「最新のノウハウを共有」
  • 「業界のトレンドを解説」
  • 「明日から使える知識を提供」
  • 「業界をリードする企業の事例」

対策

訴求内容の具体化が効果的です。例えば次のように、数値や成果を明示することで参加価値を明確に伝えられます。

  • 「商談化率を20%から35%に改善した手法」
  • 「導入後3か月でコスト30%削減を達成した事例」
  • 「前年比150%成長を実現した○○戦略」

LP上での情報の見せ方や訴求の具体性を見直す意識が、集客改善の第一歩です。

(3)参加へのハードルが高くなっている

イベント参加へのハードルが高いために、人が集まらないケースもあります。

次のような要素は人が集まらない原因になりやすいです。

  • 申し込みフォームの入力項目が多い
  • 参加費が高い、または金額に見合う価値が伝わっていない
  • 無料だが営業されそうで不安
  • 視聴方法や参加手順が複雑
  • リアル参加のみのため時間や場所に制限が大きい

例えば採用イベントでは、地方の理系大学生は実験に忙しく東京会場では参加が難しいことがあります。そういった場合に、オンライン参加が可能な設計とすることで、優秀な学生を集めやすくなる可能性が考えられます。

上記以外にも、競合他社のイベントと日程が被ってしまうと、参加率が悪くなってしまうので注意しましょう。

対策

申し込みから参加まで、プロセスを見直しましょう。具体的には次のような工夫が有効です。

  • 申し込みフォームの入力項目を最小限に絞る
  • GoogleやAppleアカウントでのログイン認証を導入し、申し込みステップを短縮
  • 「営業はしません」「顔出し不要」など、不安要素を先回りして明記
  • 視聴方法・参加手順は図解付き解説コンテンツで離脱を防ぐ
  • 競合イベントと日程が被らないよう、開催前にチェック

心理的・実務的な負担を軽減する対策は、集客の成功率を高めるポイントです。

(4)宣伝のタイミング・量・媒体の選択を誤っている

人が集まらない原因として、イベントの宣伝設計ができていないケースもあります。

例えば、次のような失敗例が考えられるでしょう。

  • 告知開始が遅すぎた、または早すぎて申し込みにつながらないまま忘れられてしまった
  • 発信が1回のみで終わってしまった
  • 媒体ごとにメッセージがバラバラで一貫性がない

宣伝のタイミングや量、メッセージの統一感が欠けていると、イベントの存在を知ってもらえず信頼もされません。

対策

告知スケジュールとメッセージの一貫性の確保が重要です。具体的には次の対策が有効です。

  • 告知は開催1か月前から開始し、当日まで段階的に発信スケジュールを組む
  • 「1か月前→2週間前→1週間前→前日」のように、リマインドを複数回入れる
  • 全媒体で「中心メッセージ」を統一し、媒体ごとに表現だけ調整する
  • ターゲットが日常的に接する媒体(SNS/メール/業界メディア等)を優先的に選ぶ

告知の量と質を整えれば、認知から申し込みまでの導線が安定します。

4.イベント集客の成功事例5選

同じ施策を試しても「うまくいく企業」と「人が集まらない企業」に分かれるのはなぜか——その差は「誰に・何を・どう届けるか」の組み立て方にあります。
ここでは、BtoC・BtoBそれぞれで集客に成功した5社の事例を、自社の企画にも応用できる視点で紹介します。

(1)イベント集客:BtoCの成功事例

BtoCのイベント集客は、ブランド体験と話題のつくり方が成果を左右します。実際に成果を出した3社の打ち出し方を見ていきましょう。

①ホテル雅叙園東京

ホテル雅叙園東京の和の装飾空間で開催されたデジタルアートイベントの様子

ホテル雅叙園東京は、毎年夏に開く企画展「和のあかり×百段階段」で、累計58万人を超える来場者を集めています。

2015年に始まったこの企画展は、東京都指定有形文化財「百段階段」を舞台に、照明や日本画など多彩な作家の作品で「あかり」の世界を表現するイベントです。

写真に収めたくなる幻想的な空間が来場者の投稿を生み、その写真がそのまま口コミとなって新たな来場者を呼び込みました。「ここでしか撮れない体験」で話題を広げ、夏の風物詩として定着させた点が成功のポイントです。

出典:https://artexhibition.jp/topics/news/20250724-AEJ2703244/

②能勢電鉄株式会社

能勢電鉄のリアル謎解きゲーム「鉄道迷宮と迷子の友だち」の告知ビジュアル

能勢電鉄は、沿線の各駅を舞台にしたイベントで、地域回遊と継続集客を同時に実現しました。

謎解きイベント「のせでんめぐるリアル謎ときゲーム」では、参加者が謎解きキットを購入し、各駅周辺を巡りながら謎解きを進める仕組みを採用しています。電車移動そのものをコンテンツとして設計した点が特徴です。

内容を変えながら定期的にイベントを開催し、リピート参加を促しつつ継続的な集客につなげています。一度きりで終わらせない設計が、長期的な集客力の維持につながった事例です。

出典:https://noseden.hankyu.co.jp/guide/spot/wtkpj3bpzs/event/wbm4jzbn82/

③株式会社ヤッホーブルーイング

ヤッホーブルーイングのファンイベント「YONA YONA ALE 超宴 2026」の会場の様子

クラフトビールメーカーのヤッホーブルーイングは、ファンイベントの継続開催で集客に成功しています。
同社が手がける「よなよなエール」のファンイベント「よなよなエールの超宴」では、ビール体験にライブや交流を組み合わせています。参加者同士やスタッフとの一体感が生まれる設計が特徴です。

また、過去イベントの様子を写真などで具体的に発信することで、はじめての参加者でもイベント内容をイメージしやすい環境を整えました。

結果としてリピーターだけでなく新規参加者の獲得にもつながり、回を重ねるごとに規模が拡大し、過去最大では数千名規模に達しました。短期的な売上よりも体験価値とファン化を重視した結果、長期的な集客力の向上につながりました

出典:https://yonasato.com/column/information/detail/event_choutage_310210/

(2)イベント集客:BtoBの成功事例

BtoBはターゲットの精度と、申し込みハードルの下げ方が成否を分けます。集客に成功した2社の組み立てを紹介します。

①株式会社キッツ

株式会社キッツのグローバル拠点を示した世界地図

バルブ・流体制御機器メーカーの株式会社キッツは、リアルイベントの集客で大きな成果を出しました。

中期経営計画の発表に合わせて開催した「KITZ CONVENTION 2024」は、既存顧客・販売代理店への製品理解促進と、半導体・水素関連など新分野での認知拡大を目的としていました。会場は東京と大阪の2会場を用意し、地理的にも幅広い層へリーチできる体制を整えました。

結果として、約4,800名が来場しました。話題性のある経営発表という告知フックと、ターゲット業界を絞り込んだ呼びかけが、集客成功につながった事例です。

出典:https://www.kitz.co.jp/news/kitz-convention-2024-%E9%96%8B%E5%82%AC%E7%B5%82%E4%BA%86%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BC%88%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%BB%E5%A4%A7%E9%98%AA%EF%BC%89/

②株式会社SmartHR

株式会社SmartHRのオフィスに掲げられたロゴ

労務管理クラウドでシェアNo.1のSmartHRは、外部メディアとの共催ウェビナーで商談成立数を通常の3倍以上に伸ばしました。

同社は、新規リード獲得を目的に、ターゲット層である人事・経営企画担当者が集まる外部メディアを集客チャネルとして選定しています。人事担当者が多く集まるマイナビ転職と合わせた告知を行ったウェビナーには、400名以上が参加しました。

出典:https://ad-lp.news.mynavi.jp/case/seminar02/

5.まとめ

イベント集客は、開催前の告知だけでなく企画段階からの設計と継続的な改善が成果を左右します。
ターゲットに合わせた施策選定とプロモーション設計では、目的を明確にし、参加価値を具体的に訴求できれば、申し込み率と参加率の両方を高められます。
また、段階的な告知とリマインド配信で離脱を防ぎ、過去実績や参加者の声で信頼性を補強しましょう。集客力のあるゲストやコンテンツ、限定特典も申し込みの後押しになります。

自社に最適な施策を組み合わせて、イベント集客の成果を最大化しましょう。

イベント集客の成果を高めたい企業なら株式会社ストラーツがおすすめです。
企画立案から会場手配、プロモーション設計、当日の運営までワンストップで対応。大手広告会社やイベント会社出身のプロフェッショナルが、ターゲットに刺さる打ち出し方と高品質なイベント運営を実現します。

「思うように人が集まらない」「告知の打ち出し方がわからない」といった集客の課題を、プロの企画力と制作力で解決します。

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