eスポーツ大会の運営は、ルールづくりや参加者の受付、会場と機材の準備、当日の進行と配信、トラブルへの対応まで、やることはたくさんあります。
この記事では、大会を開く企業や団体の担当者に向けて、運営の流れとスタッフの役割をまとめました。会社が主催する大会で気をつけたいゲームの利用許諾や賞金のルール、公開されている費用の例も紹介します。
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1.eスポーツ大会の運営とは?4つの運営ポイントも解説

ここではeスポーツ大会の運営について紹介します。
(1)eスポーツ大会の運営とは
eスポーツ大会の運営(ゲーム大会運営)とは、大会の計画づくりから、ゲームやルールの設計、会場・機材の手配、当日の進行、終わったあとの振り返りまで、大会に関わる仕事全体のことです。
企業が自社で行うケースもあれば、専門の運営会社に依頼するケースもあります。
(2)eスポーツ大会の運営のポイント
eスポーツ大会も、一般的なイベントと同じように、会場の準備や受付、当日の進行の管理が必要です。
そのうえで、eスポーツ大会ならではのポイントを4つ紹介します。
- ゲーム会社の利用ルールを守る:ゲームを大会で使ってよいかはゲーム会社が決めていて、会社が主催する大会では使えないゲームもある
- 公平なルールを事前に決める:対戦形式や勝ち負けの決め方、通信が切れたときの扱いを決めて、参加者に知らせておく
- 配信する場合は、観戦者のことも考えて準備する:会場の人だけでなく、オンラインの観戦者にも試合の様子が伝わるよう、ゲーム画面の切り替えや音声、実況・解説を用意する
- 通信や機材のトラブルに備える:開始前に通信や機材のテストをし、トラブル時の対応まで決めておく
運営の流れは、準備・当日・終了後の3つに分けて、次の章からくわしく紹介します。
2.eスポーツ大会の準備の進め方

準備では、ルールや会場など、当日の進行を支える土台をつくります。
(1)目的と対象者を決める
何のために開くのか(目的)と、誰に参加してほしいのか(対象者)を決めます。目的と対象者によって、合うゲームや進め方が変わるためです。
たとえば、次のような目的や対象者が考えられます。
- 商品やサービスの宣伝を兼ねた、一般の人も参加できる大会
- 地域の活性化を目的にした、住民向けの大会
- 社員の交流を目的にした社内大会
地域イベントの場合は、子育て世代や学生、住民全般など、想定する参加者層を先に決めておくと、その後の企画がスムーズになります。
社内向けの大会の開き方は、以下の記事でくわしく解説しています。

(2)ゲームを選ぶ
目的と対象者が決まったら、ゲームを選びましょう。参加者のゲーム経験に差がある場合は、操作がかんたんなゲームを選ぶと、みんなが楽しめます。
ジャンルごとの特徴は次のとおりです。
| ジャンル | 特徴 |
|---|---|
| レース系 パーティー系 | 勝ち負けがわかりやすく、見ている人も楽しめる。短い時間で何試合もできるので、参加者が多い大会にも向いている |
| チーム対戦系 | 仲間との協力が大事。事前に練習の時間をつくると、うまい人とそうでない人の差が出にくい |
| 格闘シューティング系 | 勝負の要素が強く盛り上がりやすいが、初心者は操作に慣れるまで時間がかかる |
タイトルを選んだら、そのゲームで大会を開いてよいかを、ゲーム会社の利用ルールで必ず確認しましょう。たとえば任天堂は、株式会社などの企業が主催する大会の申請を受け付けていません。
くわしくは6章「ゲームの利用許諾と賞金・景品のルール」で紹介します。
(3)ルールと対戦形式を決める
次に、大会のルールと対戦形式を決めます。
- 対戦形式(トーナメント戦、総当たりのリーグ戦など)
- 個人戦かチーム戦か
- チーム戦の場合は1チームの人数
- 勝ち負けの決め方(何本先取か、同点のときはどうするか)
- 使ってよい機材(自分のコントローラーを持ち込んでよいか など)
- ゲーム内の設定(使えるキャラクター、ステージ、制限時間 など)
- 遅刻や通信が切れたときの扱い
- 反則行為とその扱い
ルールや対戦形式は文書にまとめ、参加者に事前に知らせておきましょう。
(4)会場・機材・開催形式を決める
会場を押さえ、ゲーミングPCやモニターなどの機材を手配します。配信する場合は、配信の準備も進めます。
実況・解説を入れる場合は、その手配もこの段階で行います。
開催形式は、オフライン(会場に集まる)、オンライン、ハイブリッド(会場とオンラインの組み合わせ)の3つから選びます。違いは次のとおりです。
| オフライン | オンライン | ハイブリッド | |
|---|---|---|---|
| コスト | 高め(会場費・機材レンタル費等が発生) | 低め(会場費・機材輸送費が不要) | 中程度〜高め(両方の設備が必要) |
| 参加のしやすさ | 拠点が離れている場合は移動が必要 | 高い(場所を問わず参加可能) | 高い(現地・オンライン双方から参加可能) |
| 交流・熱気 | 生まれやすい(直接対面できる) | 生まれにくい | 双方の良さを両立しやすい |
| 気をつけること | 会場の演出や体験コーナーで盛り上げやすい | 通信を安定させることが大事 | 運営が複雑になりやすい |
オフライン・ハイブリッド大会の場合、会場には次の場所が必要です。
- 選手が対戦する席
- 観客席
- 受付
- 選手の控室
- 実況・解説の席と、配信機材を置く場所
- 人の通り道(入口から席まで迷わず動けるように)
また、オンライン開催の場合は、参加者の通信環境の事前確認も欠かせません。
(5)参加者の募集と情報の管理
開催内容が決まったら、対象者に向けて周知・案内を行います。
ルールや当日の流れを前もってわかりやすく伝えておくと、参加しやすくなり、当日の混乱も防げます。
一般向けの大会ならSNSやチラシ、社内大会なら社内ポータルやメールなど、対象者に届きやすい方法を選びましょう。
また、参加者が多い大会では、エントリーの受付や参加者の管理にWebのツールを使うと便利です。
たとえば、次のようなツールがあります。
| ツール | 主な機能 | 料金 |
|---|---|---|
| Tonamel(トナメル) | エントリー受付、トーナメント表の自動作成、参加者リスト、QRコードでの受付、結果発表 | 無料プランあり(企業・団体向けは見積もり) |
| start.gg | 参加登録、参加者の管理、トーナメント表の作成、結果の報告 | 大会の開催は無料 |
| Challonge(チャレンジ) | 参加申込ページ、トーナメント表の作成(トーナメント戦・総当たり戦など)、チームの名簿管理 | 無料プランあり(広告あり・1大会256人まで) |
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出典:Tonamel「機能一覧」/start.gg「ヘルプセンター」/Challonge「料金プラン」
エントリーでは、次の情報を集めて管理します。
- 選手・チームの名前(実況で呼ぶための読み方も)
- 連絡先
- 参加条件を満たしているか
- ゲームで使うアカウント名
- 出場する時間
チーム戦では、メンバー全員の情報を集め、メンバーを交代するときのルールも決めておきます。集める個人情報は必要なものだけにし、関係者以外には共有しないようにしましょう。
(6)進行台本とタイムテーブルをつくる
当日の流れを時間ごとに書き出しておきます。
当日のスケジュールは、たとえば次の順番で組みます。試合が長引くことも考えて、休憩やすき間の時間を多めにとることがポイントです。
- 受付・機材のチェック
- リハーサル(通信や機材のテスト)
- 配信開始(配信する場合)・開会
- 予選
- 休憩
- 準決勝・決勝
- 表彰式
また、台本には次のことも書いておきます。スタッフ全員が同じ台本を見て動くので、当日「次に何をするか」で迷わずにすみます。
- 司会者のセリフ
- 試合の順番
- 休憩の時間
- 表彰の段取り
台本には「誰が・いつ・何をするか」を書いておくことがポイントです。たとえば、選手を呼び込むタイミング、実況が話し始めるタイミング、配信画面を切り替えるタイミングなどです。
3.eスポーツ大会当日の運営ポイント

当日は、受付から表彰まで、台本どおりに進むように全体を見ながら動きます。
(1)受付と試合の進行
まず受付で、参加者やチームがそろっているかを確認し、控室や席へ案内します。
試合の直前に連絡が多いと選手が集中できないので、伝えることは短くまとめましょう。
特に観客が来る大会では、入口から席までの案内や誘導も必要です。
試合中は、次のことを確認しながら進めましょう。
- 選手・チームがそろっているか
- 試合の開始が遅れていないか
- 対戦表と試合の結果が合っているか
- 実況・解説に次の試合の情報を伝えたか
- 配信の映像と音声に問題がないか
- 表彰式や終わりの時間に間に合いそうか
(2)配信を行う
大会の様子を配信する場合は、配信の担当者が映像と音声を管理します。
配信では試合画面に加えて、実況・解説の声や会場の様子も流すと、見ている人が楽しみやすくなります。
なお、配信のルールもゲーム会社ごとに決まっています。配信してよいか、収益化してよいかなどは、事前に各社のガイドラインで確認しておきましょう。
(3)トラブルに対応する
当日は、思わぬトラブルが起きるものと考えて準備しておきます。よくあるトラブルと、事前にできる対策は次のとおりです。
| トラブル | 事前の対策 |
|---|---|
| 通信が切れる・遅くなる | 開始前に通信のテストをする、切断時のルールを決めておく |
| 機材が動かない | 開始前に動作を確認する、不具合が起きたときに誰に連絡するかを決めておく |
| 参加者が遅刻する・来ない | 遅刻の扱いをルールで決めておく |
| 進行が遅れる | タイムテーブルに余裕をもつ、遅れたときにどこで調整するか(休憩を短くするなど)を決めておく |
| 勝敗の記録を間違える | 結果を確認する人を決めておく |
トラブルが起きたときに、誰が判断するかも決めておくと、その場で慌てずにすみます。
4.eスポーツ大会終了後にやること

大会が終わったら、片付けと結果の整理をして、次回に向けた振り返りをします。
(1)撤収と機材の確認
会場を片付け、借りた機材がそろっているか、壊れていないかを確認します。
あわせて、備品の数や忘れ物を確認し、会場の担当者や協力してくれた人へのあいさつもしておきましょう。
(2)結果の公開と参加者情報の整理
大会後に結果をSNSや公式サイトで公開する場合は、名前や順位に間違いがないかを、公開前に複数人で確認しましょう。
また、参加者の名前や連絡先などは個人情報保護法に沿って扱います。
情報の使い道(大会の連絡や結果の発表など)を示してその目的だけに使い、本人の同意なくほかの会社に渡さないことが基本です。情報の漏れや紛失に注意し、使わなくなった情報は消すように努めます。次の大会の案内などにも使いたい場合は、集めるときにその使い道も示しておきましょう。
運営会社に作業を任せる場合は、任せた側(主催者)が、運営会社の情報の扱いを監督する必要があります。
出典:個人情報保護委員会「個人情報保護法の基本」
(3)振り返りと次回への改善
大会終了後は、参加者アンケートなどを通じて振り返りを行います。
良かった点・改善点を次回に活かすことで、開催を重ねるごとに満足度の高いイベントに育てていきましょう。
振り返りでは、たとえば次のことを確認します。
- スケジュールに無理がなかったか
- 参加者への案内はわかりやすかったか
- 配信の映像や音声に問題はなかったか
- 会場に混雑や迷いやすい場所はなかったか
- トラブルのとき、連絡がうまく回ったか
5.eスポーツ大会の運営に必要なスタッフと役割
eスポーツ大会の運営には、いくつかの役割があります。小さな大会なら1人がいくつかを兼ねられる可能性がありますが、大きな大会や配信がある大会ではそれぞれに担当者が必要です。
| 役割 | 主な仕事 |
|---|---|
| 責任者(ディレクター) | 全体のスケジュールを管理し、各スタッフに指示を出す。進行が遅れたときやトラブルが起きたときに、どう対応するかを決める |
| 司会・進行 | 開会・ルール説明・表彰などを進める |
| 審判 | 試合の結果を確認し、ルールどおりか判断する |
| 受付 | 参加者の出欠を確認し、案内する |
| 機材・ネットワーク担当 | ゲーム機・PC・回線を準備し、トラブルに対応する |
| 配信・映像担当 | 配信の映像と音声を管理する |
| 実況・解説 | 試合を盛り上げ、見どころを伝える |
社内に経験のある人がいない役割は、運営会社に任せるのも1つの方法です。実況・解説や配信、機材だけを頼める会社もあるので、部分的な依頼を検討してもよいでしょう。
6.ゲームの利用許諾と賞金・景品のルール

会社や団体がeスポーツ大会を開くときは、ゲーム会社が決めた利用ルールと、賞金・景品に関する法律の2つに気をつけましょう。
(1)ゲーム会社の利用許諾
市販のゲームで大会を開くときは、そのゲーム会社が決めた利用ルールに従います。ルールは会社ごとに違い、会社が主催する大会の申請を受け付けていないゲーム会社もあります。
たとえば任天堂は、株式会社などの会社によるゲームの利用を「どのような利用であっても営利を目的とした利用」とみなし、会社が主催する大会の申請を受け付けていません。個人が主催する大会でも、運営を会社や団体に任せると、会社や団体が主催する大会として扱われます。細かい決まりが多いので注意しましょう。
主なゲーム会社の扱いは次のとおりです。
| ゲーム会社 | 会社・団体が主催する大会 | 主な条件・申請窓口 |
|---|---|---|
| 任天堂 | 株式会社などの企業が主催する大会は申請を受け付けていない | - |
| 株式会社ポケモン(Pokémon UNITE等) | 営利目的でなく、ガイドラインを守れば申請不要 | 参加料・観戦料を参加の条件にしない、スポンサーをつけない |
| SNK | 営利目的でない大会なら申請できる(審査あり) | SNK eSPORTS SUPPORT PROGRAMから申請 |
| カプコン(ストリートファイター6) | 個人向けガイドラインの対象外 | 法人は問い合わせ窓口に個別に相談 |
| バンダイナムコ | 太鼓の達人は会社・団体が申請できる | 太鼓の達人は専用の申請フォーム、ほかは法人向けの窓口 |
| コナミ | プロ野球スピリッツAは会社・団体が申請できる | 開催の1か月前までに申請、賞金は総額100万円まで。ほかは法人向けの窓口 |
| ライアットゲームズ(VALORANT・LoL) | 多くは承認なしで開ける。大手企業ブランドや政府機関など一部の組織は対象外で、個別の契約が必要 | 事前にイベント把握用のフォームに登録 |
| EA(EA SPORTS FC) | 個人などのコミュニティ大会向けのルールのみ(企業が主催する場合の扱いは記載なし) | 参加費20米ドル以下、年間の賞金総額1万米ドル以下 |
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ゲーム会社のルールは変わることがあるので、大会を開く前に各社の最新のページを確認しましょう。
出典:任天堂「法人・団体によるゲーム大会への個別許諾申請」/任天堂「ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」/株式会社ポケモン「Pokémon UNITEのイベント実施に関するガイドライン(法人・地方公共団体向け)」/SNK「SNK eSPORTS SUPPORT PROGRAM」/カプコン「カプコンの著作物(ゲームや画像・映像)を使用したイベントを開催したいのですが、許可をもらえますか?」/バンダイナムコエンターテインメント「太鼓の達人eスポーツポータル」/コナミ「プロ野球スピリッツA 大会実施ガイドライン」/ライアットゲームズ「VALORANTコミュニティー大会ガイドライン」/EA「EA SPORTS FC – Community Guidelines」
(2)賞金・景品のルール
賞金や景品の額は、基本的に主催者が決めます。ただし、ゲーム会社が上限を決めている場合もあります(6章(1)の表を参照)。
主催者として気をつけたいのは、次の2つです。
①参加費を賞金にしない
参加費を集めてそれを賞金にあてると、賭博にあたるおそれがあります。
賞金はスポンサーに出してもらい、参加費は会場費などの運営費だけに使えば、参加費を集めても問題ないとJESU(日本eスポーツ協会)は整理しています。
また、会場で家庭用ゲーム機やアーケードゲーム機を使い参加費を取る大会では、参加費の決め方によっては、ゲームセンターと同じく風営法(ゲームセンターなどのお店を対象にした法律)の対象になる可能性があります。参加費を取る場合は、JESUのガイドラインを確認しましょう。
②商品の購入や来店を参加の条件にしない
主催する会社が、自社の商品(ゲーム会社なら自社のゲーム)を買うことや、自社のお店に来ることを参加の条件にして景品を出すと、景品表示法の「懸賞」にあたり、景品の額に上限がかかる場合があります。
心配な場合は、消費者庁の表示対策課に電話相談するとよいでしょう。
出典:消費者庁「景品規制の概要」/消費者庁「表示・景品に関する相談窓口」/一般社団法人日本eスポーツ協会「かんたんeスポーツマニュアル」/一般社団法人日本eスポーツ協会「参加料徴収型大会ガイドライン」/一般社団法人日本eスポーツ協会「eスポーツに関する法的課題への取組み状況のご報告」
7.eスポーツ大会運営の費用
運営会社に任せる費用は、会社や内容によって大きく違います。公開されている料金では、20〜30人ほどの大会で20万円台〜150万円ほど、80〜100人ほどで50万〜220万円ほどです。
まずは見積もりを取って比べましょう。
(1)運営会社に依頼する場合の料金目安
運営会社や施設が公式サイトで公開している料金を、規模ごとにまとめると次のとおりです。
| 規模・内容 | 公開されている料金の例 |
|---|---|
| 20〜30人程度の小さな大会 | 20万円台〜150万円程度 |
| 80〜100人程度の大会 | 50万〜220万円程度 |
| オンライン大会(企画・配信を含む) | 100万〜250万円程度 |
| 地域の大会(会場の設営・配信を含む) | 130万円程度〜(遠方は交通費が別) |
| アリーナなどの大きな会場での大会(会場の設営・機材・ネットワーク構築を含む) | 800万円程度〜(会場費は別) |
※2026年9月時点
※料金例の多くは各社の最低料金で、配信・機材・実況解説などが別料金になる場合があります。税込・税抜の表示は会社によって異なります。
社内イベントとして開く場合の料金の目安は、以下の記事で紹介しています。

(2)料金を比べるときのポイント
運営会社の見積もりを比べるときは、以下の要素を確認しておくと、費用感のズレを防ぎやすくなります。
| 確認項目 | 費用への影響 |
|---|---|
| 参加者数・観客数 | 規模が大きいほど必要な機材・人員が増え、料金も上がりやすい |
| 開催形式 | 必要な設備・運営コストが変わる |
| 配信の有無・品質 | 高品質な配信には専門機材・技術者が必要になり、コストが上がる |
| 準備期間・事後フォロー | 当日以外の対応が含まれるかどうかで料金が変わる場合がある |
(3)予算に合わせて内容を決めるコツ
予算の中でいちばん効果を出すには、イベントの目的を明確にすることが大切です。目的に応じて予算のメリハリをつけると、無駄が出にくくなります。
たとえば、次のような方法が考えられます。
- 参加者の満足度を重視するなら実況・解説にはしっかり予算をかける
- 宣伝も兼ねるなら配信に予算をかける
初めて開催する場合は、小規模からスタートし、実績を積みながら徐々に規模を拡大していく方法も有効です。
eスポーツイベント全般の費用は、以下の記事でもくわしく解説しています。

8.eスポーツ大会の運営に関してよくある質問
eスポーツ大会の運営について、よくある質問に答えます。
(1)eスポーツ大会は誰が主催しているの?
企業、自治体、学校、個人やサークルなど、さまざまな立場の人が主催しています。
主な目的は、企業なら商品の宣伝や採用、社員の交流、自治体なら地域の活性化、学校なら学園祭や部活動などです。
主催者によって、守るべきゲーム会社のルールも変わります。くわしくは6章「ゲームの利用許諾と賞金・景品のルール」で紹介しています。
(2)eスポーツ大会の賞金はいくらですか?
賞金の額は基本的に主催者が決めますが、ゲーム会社が上限を決めている場合もあります。
また、参加費を集めてそれを賞金にあてると、賭博にあたるおそれがあります。さらに、自社の商品を買うことなどを参加の条件にすると、景品表示法で景品の額に上限がかかる場合があります。くわしくは6章の(2)で紹介しています。
(3)eスポーツ大会の運営には、どのような仕事がありますか?
eスポーツ大会の運営には、配信・機材まわりの対応、参加者への案内や進行管理、広報・情報発信など、複数の役割があります。
規模が大きくなるほど、こうした役割を担う人手や専門知識が必要になります。
すべてを自社の担当者だけで担うのは負荷が大きいため、専門の運営会社に一部、または全体を依頼する企業や自治体も少なくありません。
9.まとめ
eスポーツ大会の運営には、ルールづくりから会場・機材の手配、ゲームの利用許諾の確認、当日の進行と配信、トラブル対応まで、多くの工程があります。
そのため、自社での対応が難しい場合は、実績のある運営会社への依頼も有効な選択肢です。
eスポーツ大会の運営をプロに任せたいなら、イベント制作会社の株式会社ストラーツがおすすめです。
eスポーツイベントの企画・制作経験が豊富な担当者が、企画立案から当日の運営までワンストップで対応。丁寧なヒアリングをもとに、目的に応じた高品質な大会を実現します。
「何から準備すればいいかわからない」「機材や運営の人員が確保できない」といったお悩みも、まずはお気軽にご相談ください。


