投稿日:

更新日:

展示会の運営外注とは?依頼できる業務・費用相場・失敗しない選び方を解説

この記事の監修者:堀江 和敬 株式会社ストラーツ 代表取締役社長

これまでに多数のイベント・展示会を制作。日本最大級のIT系のオンライン展示会を主催を経験。
展示会では費用対効果を重視し、名刺獲得からの受注を最大化することを大切にしている。

展示会への出展は決まっているものの、「当日の運営を回せるか不安」「担当者の負担が大きい」と悩む企業は少なくありません。そこで検討したいのが、展示会の運営外注です。

展示会の業務は、事前準備〜当日運営、終了後のアフターフォローまで膨大なタスクがあります。事前準備の段階で疲れてしまい、運営リソースに支障が出るケースも少なくありません。

この記事では、展示会の運営外注で依頼できる業務をはじめ、費用相場、営業代行との違い、失敗しない選び方までお伝えします。

展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。
商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援ます。

株式会社ストラーツの公式サイト
目次

展示会の運営外注とは?

展示会の運営外注という言葉を聞くと、「展示会全体を丸ごと代行してもらうサービス」をイメージする方もいるかもしれません。

たしかに、ワンストップで外注するパターンもありますが、スポット的に依頼するパターンもあります。

▼運営外注のパターン例

・ブースの企画や配布物作成は内製し、施工は業者に外注する
・受付や配布、接客など「当日の運営補助」を外注する
・イベント終了後のリード整理やレポートだけを業者に補助してもらう

自社に足りない部分だけを切り出して頼めるのが、展示会の運営外注の大きな特徴です。さまざまな業務を頼めるので、自社に足りないリソースはどこか考えながら、柔軟に外注を検討しましょう。

展示会運営で外注できる業務一覧

展示会の運営外注を検討する上で、「何をどこまで任せられるのか」が気になる方は多いでしょう。ここでは、展示会運営で外注できる業務を一覧表にまとめました。

外注しやすい主な業務は、次のとおりです。

業務区分主な内容
事前準備・進行表の作成
・運営マニュアルの作成
・関係各所との調整
・各種申請業務
進行管理・現場ディレクション・スタッフ配置
・シフトに基づいた運営と休憩回し
・トラブル一次対応、現場進行
受付・来場者対応
・名刺受領
・アンケート回収
配布・チラシ、パンフレットの配布
・ノベルティ配布
接客補助・簡単な説明・商材概要の案内
・デモ案内
・営業担当への引き継ぎ
設営・撤去補助・荷受け、荷解き
・備品配置
・展示物の陳列
・発送手配
当日の営業・来場者へのヒアリング
イベント終了後のフォロー・名刺整理
・アンケート入力
・日報・レポート作成

展示会の運営外注はどこに頼むべき?3つの外注先

ひと口に「展示会の運営外注」といっても業者はさまざまです。運営を任せたいのか、施工まで任せたいのかで選び方は変わります。ここでは、展示会の運営外注を頼める「3つの外注先」を紹介します。

(1)展示会の運営代行会社

展示会当日の現場オペレーションを頼みたい場合は、「運営代行会社」を使うのが一般的です。当日運営を「丸ごと」依頼できるのが強みで、業者側も展示会に慣れています。

▼運営代行会社に外注できる運営業務

・受付・誘導
・簡単な接客補助
・パンフレット配布
・当日の進行管理
・簡単な接客補助
→基本的には、これらをワンストップで対応してくれる

▼向いているケース

・当日の現場全体を安定して回したい
・単なる人材補完ではなく「展示会の運営」にこだわりたい

自社で企画やブースデザインは進められているものの、当日の現場を回す人手やノウハウが足りない場合に向いています。

展示会の運営では、来場者の流れに合わせた動き方や、営業担当へ自然に引き継ぐための導線づくりが重要です。

そのため、単なるスタッフ補充ではなく、展示会特有の現場経験がある会社に任せたいという場合は、まず運営代行会社が有力候補になります。

(2)イベント人材会社

イベント人材会社は、必要な人数をスポットで確保したいときに使いやすい外注先です。イベント人材に特化しており、「受付スタッフ」や「案内スタッフ」などを必要な日数・必要な人数だけ手配できます。

▼イベント人材会社に外注できる運営業務

・受付対応
・パンフレット配布
・ノベルティ配布
・来場者案内
・簡単な誘導業務
→足りない業務をスポット的に依頼できる

▼向いているケース

・運営の経験やスキルは重視せず、受付や配布など簡易業務だけ外注したい
・運営を丸ごと頼むほどではないが、人手が足りない

たとえば、営業担当は自社で揃っているものの、受付対応やノベルティ配布だけを補いたい場合には相性が良いでしょう。

展示会運営代行会社よりも、単体業務を切り出して依頼しやすいのがメリットです。

一方で、会社によっては展示会特有の現場経験に差があるため、単純な人員補充で終わらせたくない場合は、あらかじめ展示会実績や教育体制を確認しておきましょう。

(3)営業代行会社

営業代行会社は、単なる運営補助ではなく、展示会で得た接点を商談やアポイントにつなげたい場合に向いている外注先です。外注できる業務として次のものがあげられます。

▼営業代行会社に外注できる運営業務

・プレゼン代行
・来場者へのヒアリング
・ブース内での商談
・有望リードの選別
・イベント終了後のフォロー(架電・メールなど)

▼向いているケース

・商談数やアポ数を増やしたい
・名刺獲得だけで終わらせたくない
・イベント終了後のフォローまで強化したい

「人手不足を補うこと」よりも、展示会を営業成果に結びつけたいという目的が強い場合は、営業代行会社が向いています。

特に、自社の営業担当の人数が足りず、展示会後の追客まで手が回らない企業にはおすすめです。

ただし、受付や設営撤去などの現場オペレーション全般に強いとは限らないため、運営外注と営業代行は役割が異なると理解しておく必要があります。

展示会の運営を外注するメリット

展示会運営を外注するメリットとして次のものがあげられます。

(1)本業に集中できる

運営外注を利用すれば、社内メンバーを重要な業務に集中させられます。

展示会には、受付や配布、案内など「必要不可欠だが、成果に直結しにくい簡易業務」が多いです。ここに営業やマーケティング担当をアサインすると、機会損失になる可能性があります。

運営外注を活用すれば、簡易業務は外注し、ヒアリングなど成果に直結する業務は社内人材に任せる、といった役割分担が可能です。

会期後も、名刺整理やアンケート入力など簡単な管理業務だけを任せれば、自社は商談につなげるための追客に集中できます。

(2)現場の抜け漏れを減らしやすい

運営を依頼することで、当日の「抜け漏れ」を防げます。展示会当日は、来場者案内やアンケート回収、パンフレット補充、進行管理など細かな業務が多く、すべてを自社で対応するのは大変です。

目の前の接客を優先するあまり、名刺回収漏れや案内不足、配布物の欠品、休憩回しの乱れなど「小さなミス」が頻発するでしょう。

展示会運営に慣れた外注先を入れることで、役割ごとの担当が明確になり、現場全体を見ながら運営しやすくなるため、対応漏れや判断の抜けを抑えやすくなります。

(3)一人あたりの負担を軽減できる

運営を任せることで、スタッフ一人ひとりの負担軽減につながります。

展示会は当日以外の業務が多く、兼務することも珍しくありません。そのため、担当者一人に負荷が集中しやすくなります。

運営外注を頼むことで業務を分担しやすくなり、現場での対応品質を保ちやすくなるほか、終了後の通常業務へ戻る際の負担も軽減できます。

展示会運営を外注するデメリットと注意点

展示会の運営外注にはメリットが多い反面、デメリットも存在します。特に次の3つには注意しましょう。

(1)専門性の高い商材は要注意

専門性の高い商材の場合、当日業務の外注だけではスタッフの商材理解・説明力が欠かせません。短時間の事前共有だけでは、競合との違いや導入時の具体的な論点まで十分に伝えきれない場合があります。


そのため、外注スタッフには一次対応までを任せ、深いヒアリングや提案は自社営業が担当する形が現実的です。自社担当と外注先で役割を分け、どこまで任せるかを明確にしておく必要があります。

(2)当日の細かな指示がしづらい場合がある

外注スタッフは、あらかじめ共有されたマニュアルや役割に沿って動くのが基本です。そのため、会場の状況に応じた細かな判断や、急な方針変更に対応しづらい場合があります。

来場者の反応を見て訴求を変える、商談につながりそうな人を優先するなど、現場判断が必要な部分は、自社側で指示できる責任者を置くことが大切です。

展示会運営外注の費用

展示会の運営外注費用は、「何を依頼するか」で大きく変動します。イメージを掴むために、いくつか例を紹介します。

▼1小間ブース・スタッフ2人の場合:240,000円

費用名料金
人件費40,000円
※1人2万円/1日あたりで計算
事前準備費
・進行表の作成
・運営マニュアルの作成
・関係各所との調整
・各種申請業務
100,000円
アフターフォロー費
・名刺整理
・アンケート入力
・日報
・レポート作成
100,000円
合計240,000円

展示会運営外注が向いているケース・向いていないケース

外注は便利ですが、すべての企業に適しているわけではありません。向いているケースと向いていないケースをそれぞれ解説します。

▼向いているケース

・出展は決まっているが社内人員が足りない
・営業担当を商談対応に集中させたい
・受付や配布だけ外注したい
・毎回、担当者が当日運営で疲弊している
・終了後のリード整理まで手が回っていない

▼向いていないケース

・専門性の高い商材を扱っている
・営業成果まで丸ごと期待している

運営外注には、自社に不足している部分を補ったり、担当者の負担を軽減して適切なポジションに配置したりする役割があります。

展示会の運営外注を依頼するときのコツ

展示会の運営外注では、外注先の選び方を間違えると、現場は回っても成果につながらなかったり、期待していた支援範囲と実際の対応内容に差が出たりします。ここでは、展示会運営外注で失敗しないために、事前に確認しておきたい選定ポイントを整理します。

(1)依頼できる範囲

外注先選びでよくあるのが、依頼範囲の認識違いです。展示会の運営外注といっても、受付や配布だけに対応する会社もあれば、進行管理、簡単な商品説明、アフターフォローまで任せられる会社もあります。

見積もりを比較する前に、まずは自社が何を外注したいのかを整理し、その内容に本当に対応できるかを確認することが大切です。

▼確認ポイント

・そもそも何に特化した業者なのか確認する(運営・人材・営業など)
・当日だけでなく「事前準備」や「アフターフォロー」に対応しているか

(2)展示会の実績があるか

運営外注の業者は、必ずしも展示会に特化しているわけではないので、展示会の運営実績を確認しましょう。多くのイベント種別に対応していて、展示会に強くないこともあります。

▼確認ポイント

・展示会案件の実績数
・実績の内容(対応した業務など)
・自社と同業の支援実績があるか

(3)BtoB商材への理解や研修体制があるか

BtoB展示会では、多くの場合「商談」「受注」が目的になるので、来場者の課題感や興味の方向性を把握し、営業担当に引き継ぐ必要があります。

そのため、外注先の「BtoB商材の理解」や「理解のための研修体制」が整っているかを確認しましょう。

特に専門性の高い商材を扱う場合は、事前オリエンテーションやFAQ共有、想定問答の確認がどこまで行われるかを確認しておくと、当日の対応品質が安定しやすくなります。

▼確認ポイント

・事前説明会やオリエンテーションの有無
・FAQやトークスクリプト共有の可否
・自社担当への引き継ぎ基準の設計有無

(4)金額の内訳までチェックする

外総額だけを見て判断するのでなく、金額の内訳までチェックすることが大切です。どこまでが基本料金に含まれ、何が追加になるのかを細かく確認しましょう。

▼確認ポイント

・基本料金に含まれる業務範囲
・延長対応や人数追加の条件
・交通費、宿泊費の扱い
・事前研修や打ち合わせ費の有無

(5)相見積もりは「同じ条件」で依頼する

外注先選びで失敗しないためには、「同じ条件で相見積もり」を取るのがポイントです。

▼揃えるべき条件の例

・依頼範囲
・イベント日数
・必要スタッフ数
・勤務時間
・事前研修の有無

条件が揃っていないまま金額だけを比較しても、正確な判断ができません。見積もり額に差がある場合も、単に高い安いではなく、どこまで対応してくれるのかを横並びで確認することが大切です。

費用だけで決めず、支援範囲や追加費用の条件まで含めて比較しましょう。

展示会運営を外注する前のチェックリスト

業者に運営を外注する前に、自社で決めておきたい項目をチェックリスト形式でまとめました。

▼発注前チェックリスト

項目回答例
・展示会の目的は何か長期取引につながる顧客との接点獲得
・目標リード数、商談数はいくつかリード数:50件
商談数:15件
・自社対応と外注の線引きはどうするか受付や誘導など簡易業務のみ外注
営業担当は自社スタッフをアサイン
・商材説明で外注に任せる範囲はどこまでか製品の概要説明のみ任せる
ヒアリング時は自社の営業担当に引き継ぐ
・よくある質問への回答を整理しているかYes/No
・当日の動き方と引き継ぎルールは決まっているかYes/No
・終了後に何を報告してもらうか決めているかYes/No

事前に資料を渡しておくと情報共有がスムーズ

あわせて事前に「資料」を渡しておくと、外注先も動き方のイメージが湧きやすく、当日の動きがスムーズになります。

▼自社から渡しておきたい資料

資料用途
展示会概要当日の流れ理解
出展目的優先すべき対応の共有
商材資料一次説明の品質向上
FAQ現場判断のブレ防止
スタッフトーク例接客品質の統一
役割表誰が何を担うか明確化
緊急連絡先トラブル時の対応

発注前の事前準備をきちんと行うことで、外注は「丸投げ先」ではなく、「成果を伸ばすパートナー」として機能しやすくなります。

まとめ

展示会の運営外注は、受付や配布、進行管理、事後フォローなど、自社に足りない業務を任せられるのが特徴です。

ただし、依頼範囲や目的を曖昧にしたまま外注するとミスマッチも起こりやすくなります。自社の課題を整理し、同条件で比較しながら、目的に合う外注先を選ぶことが大切です。 

運営代行会社やイベント人材会社など「外注先の種類」も多いので、それぞれの違いを押さえつつ、自社の目的に合った会社を選びましょう。

展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。
商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援します。

株式会社ストラーツの公式サイト

CONTACT

どのような内容でもお気軽にご相談ください。
イベント制作のエキスパートが親身にご対応いたします。

画像
画像
記事一覧に戻る

イベント制作の
エキスパートに相談

お問い合わせ

お問い合わせ
はこちら