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展示会レイアウトのコツを徹底解説!1小間・2小間のブース事例も紹介

この記事の監修者:堀江 和敬 株式会社ストラーツ 代表取締役社長

これまでに多数のイベント・展示会を制作。日本最大級のIT系のオンライン展示会を主催を経験。
展示会では費用対効果を重視し、名刺獲得からの受注を最大化することを大切にしている。

展示会の成果は、ブースのレイアウト次第で大きく変わります。しかし実際にレイアウト図を描くのは施工会社であり、出展者の役割は「的確な情報を渡すこと」です。

本記事では、依頼前に整理しておきたい3つのポイントをはじめ、1小間・2小間・3〜4小間それぞれのサイズ別レイアウトのコツを、実際の事例とともに紹介します。

レイアウトが原因で起こりがちな失敗例も解説しているので、自社のブース制作にお役立てください。

展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援します。

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目次

展示会ブースのレイアウトとは?

展示会ブースのレイアウトとは、限られたスペース(小間)の中で、展示台やパネル、商談スペースなどを効果的に配置し、来場者を引き込み、成果につなげるための空間設計のことです。

ブース制作では、まず施工会社が「レイアウト図」を作り、この図をもとに施工を行います。来場者が自然な流れでブースの中を見て回れるよう、アイテムをどのように配置するのかを落とし込みます。

レイアウト図は「施工会社」が作る

出展者側が「こういう配置にしたい」というイメージを持つことは大切ですが、実際にレイアウト図を作成するのは施工会社の役割です。出展者からの要望を聞いた上で、動線設計や什器のサイズ、法規制(消防法や会場のルールなど)を踏まえ、図面に落とし込みます。

そのため、出展者に求められるのは、レイアウトそのものを描くことではなく、施工会社が最適な設計をできるように「材料」を渡すことです。目的やKPI、見せたい製品の優先順位、当日のスタッフ・来場見込み人数といった情報を具体的に伝えるほど、施工会社は精度の高い提案がしやすくなります。

逆に、こうした情報が曖昧なまま「かっこよくしてほしい」とだけ伝えてしまうと、見た目は良くても成果につながりにくいレイアウトになってしまうこともあります。

レイアウト図は施工会社が作るものだからこそ、出展者側は「何を伝えるか」を事前に整理しておくことが重要です。

自社に合った施工会社を見つけたい方は、こちらの記事をご覧ください。おすすめのブース施工会社20社をランキング形式で紹介しています。

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【重要】レイアウト依頼前に決めておきたい3項目

レイアウト図の作成は施工会社の仕事ですが、精度の高い提案を引き出せるかは出展者が渡す情報次第です。依頼前に整理しておきたい3つの項目を紹介します。

(1)目的とKPI、コンセプトを具体化させる

レイアウトを依頼する前に、目的とKPI、コンセプトを設定しましょう。「かっこいいブースにしてほしい」「目立つようにしてほしい」といった抽象的な依頼では、施工会社も汎用的な提案しかできません。

目的・KPI・コンセプトの例は次の通りです。これらを伝えることで、施工会社は「目的達成のためにどのような設計にすべきか」を判断できます。

① 目的何のための出展なのか
例)新規リードの獲得、既存顧客との関係強化など
② KPI何を目標とするのか
例)名刺交換数〇〇枚、アンケート回収数〇〇枚など
③ コンセプト展示商材を伝えるための基本方針・切り口
例)領収書の手入力・突合チェックをなくし、経理担当者の月末残業をゼロにする

(2)「見せたいもの」の優先順位を付ける

製品やサービスが複数ある場合、すべてを均等に見せようとすると、かえって何も印象に残らないブースになりがちです。今回の展示会でもっとも訴求したい製品・サービスは何か、優先順位をあらかじめ整理しておきましょう。

優先順位が明確であれば、施工会社は通路から視認しやすい位置に主力製品を配置したり、パネルやモニターの高さを来場者の視界を遮らないように調整したりと、来場者の目を引くための設計に集中できます。

(3)当日スタッフの人数を伝える

見落とされがちですが、当日ブースに立つスタッフの人数も、忘れずに施工会社に伝えておきましょう。人数が分かれば、展示台や商談テーブルのサイズ、通路の幅など「アテンドしやすいレイアウト」を設計できます。

この情報がないまま設計が進むと、見栄えは良くても実際には歩きにくく、見て周りにくいブースになる可能性が高いです。満足度の高いブースを作るためにも、できるだけ正確な人数を伝えておきましょう。

1小間ブースレイアウトのコツ | 3m × 3m

前提として、1小間ブース(3m×3m)はサイズが小さく、スタッフを入れて5〜6人が入ると狭く感じます。したがって、「狭く感じやすい」という前提でレイアウトを考える必要があります。

1小間ブースの戦略

戦略①:無駄を省いて、本当に必要なものに一本化させる

1小間ブースに展示物や什器を詰め込みすぎると、物理的に狭くなり、来場者を遠ざける原因になります。そのため、とにかく無駄を省いて、本当に必要なものに一本化させるのがコツです。足し算よりも「引き算」で考えてみましょう。

たとえば、次のような例が挙げられます。

・展示台の上に主力製品だけを置く(あれこれ並べず「見せるものは一つ」と決め切る)
・展示物を置かず、パネルをメインにレイアウトを組み立てる(無形商材の場合)
・チラシやパンフレットなど「配布物」に特化したブースにする

戦略②:キャッチコピーで足止めを狙う

限られたスペースで成果を出すためには、まず「ブースを認知してもらう」ことが大前提です。そのためには、訴求力の高いキャッチコピーが重要になります。

特に小規模ブース(1小間・3×3m)は周りに埋もれやすいので、いかに「おやっ?あのブース気になる」と思ってもらえるかが勝負です。

・一目で「何を扱っている会社か」がわかるコピーにする
・壁面に大きいサイズのキャッチコピーを掲示する
・「〇秒でわかる○○のメリット」のようなベネフィット訴求を目立たせる
・来場者が歩いてくる方向から見やすい角度・高さにコピーを掲げる

1小間ブースのレイアウト事例

事例①:壁面に大きくキャッチコピーを掲示

引用:合同会社セールス・トータルサポーターズ

このブースでは、何のブースかすぐにわかるよう、壁面の高い位置に「手のひらサイズのプレス加工 試作から量産までサポート!」という大きなキャッチコピーを掲げています。

また、来場者が通路からすぐ手に取れる位置に製品サンプルを配置。ブース全体はブランドカラーの「青」で統一し、壁面には製品のベネフィットや概要をまとめたタペストリーを掲示しているのが特徴です。

事例②:展示台を壁面に寄せつつ、社名ロゴとキャッチコピーで訴求力を向上

引用:SUPER PENGUIN

このブースでは、大きめの展示台をブースの右側に配置し、逆サイドの壁にもサンプルを並べています。複数製品を展示しながらも、展示台を両サイドに寄せることで中央スペースを確保しているのが特徴です。

来場者とスタッフが行き来しやすい動線になっています。ほか、キャッチコピーやロゴ、パネルも見やすい位置に掲示されています。

2小間ブースのレイアウトのコツ | 6m × 3m

2小間ブースは、1小間に比べてレイアウトの自由度は高くなりますが、とはいえ「あれもこれも」置くと狭く感じてしまいます。無駄を省く前提のもと、以下の項目を考えてみてください。

2小間ブースの戦略

戦略①:ゾーニングを意識する

2小間になると、ゾーニングを意識できるようになります。ゾーニングとは、「展示ゾーン」「商談ゾーン」「デモゾーン」など、目的別にエリアを分けることです。

来場者にじっくりと製品を見てもらいつつ、必要に応じて各ゾーンに誘導するといった動線設計をすると良いでしょう。

戦略②:壁面を減らしてオープンな空間を作る

角小間や単独など隣接ブースがない場合、「壁面を減らす」という選択肢も出てきます。1小間よりもオープンで回遊性の高い空間を作れます。

たとえば、L字の壁にしたり、両サイドの壁をなくして背面のみにしたりといったレイアウトが可能です。

2小間ブースのレイアウト事例

事例①:実機展示や商談など「ゾーニング」を意識

引用:くるまのテクノロジー展2025 | エヌショーケース株式会社

このブースでは、「電装部品の防水・絶縁封止」というキャッチコピー(看板)の直下に、機械の実物を配置。すぐ横に商談エリアやカタログスタンドを配置するなど、ゾーニングが意識されています。

事例②:L字の壁にして開放感アップ

引用:展示会で見るフジタの魅力 | 株式会社フジタ

このブースは、向かって正面・右側の壁を排除した「L字型」になっています。開放感がある上、展示物も壁面に寄せられているので、来場者が歩きやすいです。

また、ブースの前面には「配布物」をメインとした台を配置。複数のカタログ・パンフレットを並べることで、製品を見た人がその場で資料を持ち帰れる動線が作られています。

3〜4小間ブースのレイアウトのコツ

※3小間ブースのイメージ画像

3〜4小間では、1〜2小間で行っていた工夫を「数」や「規模」で拡張していくレイアウトが効果的です。たとえば、次のような工夫が挙げられます。

・デモやセミナーなど体験ゾーンを広くする
・商談テーブルを複数セット置く
・展示台を増やし、展示物をジャンルごとに分ける
・キャッチコピーやサインを複数方向に掲示する

ゼロから新しい要素を足すというより、すでにある戦略の効果を面積分だけ底上げしていく、と捉えると設計しやすくなります。

自社の要望に応えてくれる施工会社をお探しの方は、株式会社ストラーツにご相談ください。企画から施工、集客までワンストップでサポートします。1〜4小間、大型ブースにも対応可能です。

レイアウトが適切でない場合に起こる失敗例

せっかく出展しても、レイアウトの設計が甘いと成果につながりません。ここでは、実際によくある3つの失敗パターンを具体的に見ていきましょう。

(1)通路から素通りされてしまう

来場者は数秒の第一印象でブースに立ち寄るかどうかを判断するため、中が見えなかったり、何をしているブースか分からなかったりする状態は致命的です。

目立たせようとした装飾が逆に来場者の視界を塞いでしまう、というケースもあります。いかに印象を与え、「気になる」と思ってもらえるかを意識しましょう。

(2)一番見せたい製品が奥に埋もれてしまう

主力製品やサービスを「じっくり見てもらいたいから」という理由で奥に配置したことで、そこにたどり着く前に興味を失われてしまうケースです。

来場者は基本的に「わざわざ奥まで入ってみる」という行動はしません。そのため、訴求したいものほど通路側の目に入りやすい位置に置くことが重要です。優先順位が整理されていないと、こうした配置ミスが起こりやすくなります。

(3)混雑して身動きが取れなくなる

来場者数やスタッフ数を考慮せずにレイアウトを組んだことで人が集中し、通路が塞がれてしまうケースです。混雑によって他の来場者が入れなくなったり、思ったようにアテンドできなかったりします。

特に展示台の前やデモ機の近くでこの現象は起きやすいです。結果的に「盛況に見えるのに、実は機会損失を生んでいる」という状態に陥ります。

まとめ

展示会ブースのレイアウトは、施工会社に任せきりにするのではなく、出展者側が目的・KPI・コンセプト、見せたいものの優先順位、当日のスタッフ人数といった情報を事前に整理し、伝えることで精度が大きく変わります。

1小間なら「引き算」で無駄を省き、2小間ならゾーニングを意識、3〜4小間なら既存の戦略を規模で拡張する、というようにサイズごとにコツも異なります。

通路から素通りされない、主力製品が埋もれない、混雑を招かないレイアウトを意識し、成果につながるブースづくりを目指しましょう。

展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援します。

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監修者コメント

展示会は、ただ「見せる」だけではなく、「成果を出す」ために戦略的に準備を進める必要があります。来場者の心を動かし、商談やリード獲得につなげるには、目的に合った設計と表現が欠かせません。ブースの力を信じて、ぜひ価値ある展示会にしていきましょう。

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