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魅力的な展示会パネルを作るには?デザインのコツや作り方、サイズ選びも解説

この記事の監修者:堀江 和敬 株式会社ストラーツ 代表取締役社長

これまでに多数のイベント・展示会を制作。日本最大級のIT系のオンライン展示会を主催を経験。
展示会では費用対効果を重視し、名刺獲得からの受注を最大化することを大切にしている。

展示会ブースにおける「パネル」は、来場者のアクションにつなげるために欠かせない要素です。製品やサービスの魅力を、わずか数秒で視覚的に伝える役割を担います。

だからこそ「来場者の興味を引くデザインを作れるか」がカギです。

本記事では、展示会パネルのデザインのコツをはじめ、作り方、制作費用まで網羅的に解説します。パネル制作を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

パネルデザインをはじめ、展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。
商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援ます。

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目次

なぜ展示会ブースにパネルが必要なのか?

展示会では、「短時間でいかに自社に興味を持ってもらえるか」が重要となります。

そこで、ブース前を通過する来場者に対して視覚的にアピールできるのが、展示会パネルです。

▼展示会パネルが重要な理由

・通行人に対して視覚的にアピールできる
・説明時の補助ツールとして使える

展示会パネルでは、企業名やサービス内容、訴求ポイントを短時間で伝えることが大切です。対面での説明が始まる前に内容を把握してもらえるため、スタッフの説明効率にも影響します。

また、ブース全体の統一感を形成し、ブランドイメージを視覚的に伝える要素としても使用されます。

展示会パネルで興味を引くデザインにするコツ

展示会パネルに興味を持ってもらうためのコツは次のとおりです。

(1)来場者に「3秒」で伝わるメッセージを載せる

来場者が1つのブースに費やす時間は平均10〜30秒程度。そのうち最初の3秒で「興味がある」と感じてもらえるかが勝負です。

そのため、パネルには「伝えたいことを一言で表すメッセージ」を配置しましょう。

メッセージには、数字やベネフィットを盛り込むのがポイントです。メッセージの良い例と悪い例を紹介します。

「生産コストを30%削減できる自動制御システム」

「私たちは業界におけるソリューションの最適化を目指しています」

良い例は、具体的に得られる効果を数字で示している。一方の悪い例は、自社のビジョンを掲げているだけで内容も抽象的。ブースのメッセージとしてはふさわしくない。

(2)可読性の高いフォントにする

展示会パネルの訴求力を高めるためには、フォントの読みやすさも意識しましょう。広く使われているのは、ゴシック体(ヒラギノ角ゴ、源ノ角ゴシックなど)です。

ただし、ブランドの世界観を重視したい場合は、明朝体やセミセリフ系も効果的といえます。

フォントのコツは次の通りです。

・フォントは2種類、多くても3種類にする
・見出しは太め(Bold)、本文は中太(Regular〜Medium)を意識
・文字サイズは見出し60pt以上、本文24pt以上が目安※パネルサイズに合わせる
・英数字を混ぜる場合は「Noto Sans」「Roboto」などの多言語対応フォントを使用

また、背景とのコントラストが弱いと文字が埋もれてしまうため、「白の背景 × 黒い文字」「濃い色の背景 × 白い文字」のように明暗差を明確にすると、より可読性が高まります。

(3)カラーの組み合わせで印象づける

興味を引くパネルを作るためには、カラーの組み合わせも重要です。

「色」は人の感情に直接影響を与える要素であり、どの色を使うかで、見た人に与える心理的イメージが変わります。

与える印象とおすすめの業界
ブルー系◯信頼・清潔・誠実
→IT・医療・機器業界におすすめ
レッド系◯情熱・エネルギー・注目
→スタートアップや販促系におすすめ
グリーン系◯自然・安全・安心
→農業・環境関連におすすめ
ブラック◯高級感・重厚感
→BtoBやブランド訴求におすすめ
ゴールド

上記を踏まえ、ベースカラー(70%)・メインカラー(20%)・アクセントカラー(10%)を意識しましょう。ベースカラーは自社のブランドカラーを選択するケースが多いです。

バランスよく配色することで、スッキリとまとまったパネルに仕上がります。

会社によってはコーポレートカラーの規定があるので要注意。使用する色の条件やロゴの取り扱い想定などが明確に決められていることがあるので、自社の規定を確認した上でカラーを組み合わせましょう。

展示会パネルの種類

展示会パネルでは、「何の素材を使うか?」も重要なポイントです。よく使われる3つの素材を紹介します。

(1)アルミ複合板

アルミ複合板は、樹脂を芯材として両面をアルミで挟んだ構造のパネルです。剛性が高く反りにくいため、大判サイズでも形状を維持しやすい特徴があります。

屋外看板にも使用される耐候性を持ち、長期間の使用に適しています。一方で、スチレンボードと比較すると重量があり、加工や運搬の手間が増えやすいです。コストも軽量素材と比べて高くなる傾向があります。

(2)スチレンボード

スチレンボードは、発泡スチレンを芯材とした軽量パネルです。重量が軽くカッターで加工できるため、設営や持ち運びの負担を抑えられます。短期イベントや簡易的な展示に向いています。

一方で、衝撃や湿気に弱く、角の欠けや反りが生じやすいのが難点です。そのため、長期間の使用や繰り返し利用には適さないケースがあります。

(3)アクリルLEDパネル

アクリルLEDパネルは、アクリル板の内部または背面にLED光源を組み込んだ内照式パネルです。

面全体が均一に発光するため、グラフィックの視認性が高く、通路からでも認識されやすい特性があります。

発色が安定しており、写真やビジュアル表現を鮮明に見せる用途に使用されます。一方で、電源の確保や配線処理が必要です。

展示会パネルの設置方法

(1)壁掛け型

ブースの壁面にパネルを固定する設置方法です。両面テープやマジックテープ、ビスなどを用いて取り付けます。壁面を活用するため、床面スペースを消費せずに大型パネルの設置が可能です。

また、背景になじみやすいため、ブースの一体感を出しやすくなります。一方で、会場の規定や壁面仕様によって設置方法が制限されることがあるので注意が必要です。

(2)スタンド型

最初から脚が付いている「スタンド型パネル」を利用する方法です。自由に移動できるため、来場者の動線に合わせたレイアウトが可能です。

設置や撤収も簡単で、再利用にも適しています。一方で、床面スペースを占有するため、ブース面積が限られている場合は配置に制約が生じます。

(3)卓上型

卓上型は、テーブルやカウンター上に設置する小型パネルです。商品説明や補足情報を伝えるときなど、商談の補助として活用します。

設置スペースが限られるため、大きな情報量の表示には向いていませんが、低コストで導入できるので2〜3枚用意しておくと便利です。

展示会パネルのサイズの選び方

上記は、展示会で使われるパネルサイズの比較画像です。パネルは、目線の高さ(床から150cm前後)に掲示すると見やすくなります。

▼サイズ別の使用イメージ

サイズ使用イメージ
A1(594×841mm)バランスが良く、小規模ブースでも見やすい標準サイズ。展示会ブースでもっとも使われるタイプ。
A2(420×594mm)A1より一回り小さいタイプ。案内板やテーブル展示用におすすめ。
A3(297×420mm)商品・サービスの簡単な説明、料金表、比較表、導入事例、キャンペーン案内などで幅広く使える。
A4(210×297mm)A4用紙サイズ。カウンター上や商談スペースで使用する卓上POP、説明パネル、案内表示などに使いやすい。
A5(148×210mm)

広く使われるのはA1サイズ

展示会ではA1サイズがよく使われます。規格サイズなので印刷会社での対応が標準化されやすく、コストや納期の面で調整しやすいのが特徴です。

また、スタンドやフレームなどの周辺備品との互換性も確保しやすく、設置の自由度が高い点も理由の一つです。初めて制作する場合でも扱いやすいサイズといえます。

展示会パネルの配置テクニック2つ

より多くの人にパネルを見てもらうためのテクニックを2つ紹介します。

(1)ゴールデンラインを意識する

ゴールデンラインとは、来場者の視線がもっとも集まりやすい高さのラインのことです。

展示会では、床から約150cm前後の範囲をいい、この高さにキャッチコピーや主要な訴求内容を配置することで、通路を歩く来場者の目に入りやすくなります。

150cmのゴールデンライン上、かつセンター合わせで配置するのがポイントです。ここに配置することで、情報の伝達効率が高まり、最後まで読んでもらえる可能性が高まります。

(2)動線に対して正対させる

来場者の進行方向に対してパネル面を正面に向ける配置方法です。

通路に対して正対させることで、遠くからでも見やすく、来場者の目に入りやすくなります。特にブース前面にパネルを配置する際は意識したいポイントです。

展示会パネルの作り方

展示会パネルの作り方を5つのステップに分けて解説します。

(1)テキストを整理して、レイアウトを設計する

まずは、展示会パネルに入れるテキストの情報を整理しましょう。必須項目は次のとおりです。

・タイトル
・キャッチコピー
・本文+写真
・ロゴ
・QRコード
・連絡先

なお、レイアウトは「F型」「Z型」をベースに作られることが多いです。

▼F型・Z型レイアウトのイメージ

レイアウトは「見やすさ>デザイン性」が基本です。複数人で確認し、専門外の人でも一目で理解できるかをチェックしましょう。

(2)デザインを制作する(内製or外注の判断も)

レイアウトが決まったら、デザイン制作に移ります。内製する場合は、Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)での制作が一般的です(ほとんどの印刷会社が対応)。

CanvaやFigmaなどのツールでも制作できますが、その場合は入稿に対応している印刷会社を探してから制作に進みましょう。

デザインのポイントは次のとおりです。

・文字が小さすぎないか(最小24pt以上)
・背景にノイズや柄を入れすぎていないか
・余白バランスがとれているか
・ロゴや画像が荒れていないか(300dpi以上推奨)

また、写真を使う場合は、被写体の視線方向をレイアウトの中心に向けると自然な印象になります。デザインが完成したら、会社の印刷機で実寸印刷をし、解像度に問題がないか確認しましょう。

外注の場合、クラウドソーシングでデザイナーに依頼する、あるいはブース制作会社にパネル制作もまとめて依頼するなどの方法があります。

(3)データを印刷用に入稿する

デザインが完成したら、データを印刷会社に入稿しましょう。データの入稿にあたって気をつけたいポイントは次のとおりです。

・印刷会社が希望サイズに対応しているか(A0やB1サイズは事前確認)
・トンボ(裁ち落とし線)や塗り足し(3mm以上)が設定されているか
・フォントをアウトライン化して文字化けを防止する
・カラーモードをCMYKに変更して色味を安定化させる
・画像のリンク切れがないか確認する(わからない場合は「リンクファイルを埋め込む」にチェックを入れる)

画像をリンクで配置している場合、元の画像ファイルが見つからないと、印刷時に画像が消えてしまうので注意しましょう。

自分のパソコンだけで表示されていても安心せず、画像データを必ず一緒に入稿することが大切です。

(4)パネルの加工と厚み、色を選択する(スチレンボードの場合)

スチレンボードを用いる場合、加工するとパネルの見栄えが良くなり、耐久性アップや設営のしやすさにつながります。同じように「厚み」や「ボードの色」も重要です。

▼パネルの加工方法

加工方法特徴
ラミネート加工印刷面を保護するために、透明フィルムを貼る方法。光沢ラミネートやマットラミネートなどがある
アルミフレーム加工フレームを付けることで高級感アップにつながる。繰り返し使用する場合にもおすすめ。
カットアウト加工人物シルエットや製品の輪郭に合わせてパネルを自由にカット(トムソン加工)する方法。空間に立体感が生まれる。

▼スチレンボードの厚み

厚み特徴
3mm軽量でコストを抑えたい短期展示向け
5mm一般的なサイズで、壁面・スタンドの両方に対応
7mm大型パネルや自立スタンド向けで高級感あり

▼スチレンボードの色

代表的な2色特徴
清潔感があり、どのようなデザインにもなじみやすい万能タイプ。
縁(フチ)や裏面からの光漏れを防ぎ、重厚感のある仕上がりになる。

スチレンボードの厚みについて、3mmはかなり反りやすいので要注意です。梅雨の時期になると5mmや7mmでも反ることがあるので、スチレンボードを取り扱う際は注意しましょう。

(5)パネルの見え方を最終チェックする

パネルデザインの印刷ができあがっても、それが現場で理想どおりに見えるとは限りません。デザインがおしゃれでも、照明や床材、設置角度、周辺ブースのデザインなどによって印象が変わります。

▼パネルの見え方チェックリスト

カテゴリーチェックポイント
照明との相性照明を当てたときに反射やギラつきがないか
文字色が背景に埋もれていないか(グレーや黄系は要注意)
スポットライトの位置で影ができないか
パネルの統一感
※複数枚を横並びさせる場合
パネルの間隔が均等か、高さ・角度が揃っているか
連続性のあるテーマや色味で統一されているか
重要情報(キャッチコピー・製品写真・数字)が視線の動線上にあるか
パネルの安全性両面テープ・マグネット・スタンドなど、固定がしっかりしているか
スチレンボードが反っていないか、曲がっていないか
通路側パネルの角が人に当たらない位置になっているか
消防や安全基準に抵触する掲示物になっていないか
表記ミスの確認キャッチコピーや製品名に誤字がないか
ロゴが最新版・正しい比率で配置されているか
QRコードが正しく読み取れるか(暗所・遠距離でもOKか)
社名・URL・連絡先の表記が最新の情報になっているか

展示会パネルの制作費用

展示会パネルの費用は、サイズや素材・加工方法などによって決まります。大まかに「デザイン費」「印刷費」の2つに区分され、目安は次のとおりです。

デザイン費:数万円
印刷費:1枚2,000〜5,000円程度(A1サイズ、ネット印刷の場合)

素材は、軽量で扱いやすい「スチレンボード」が主流ですが、より強度や高級感を求める場合には「アルミ複合板」を選ぶこともあります。アルミ複合板は反りや歪みに強く、再利用を想定した展示にも適しています。

さらに、ラミネート加工(表面保護)、アルミフレームの使用(枠付き仕上げ)、自由形状のカット加工などを加えると、1枚あたり追加で数千円程度の費用がかかることがあります。

展示会の目的や設置期間に応じて、耐久性やデザイン性のバランスを考慮しながら素材と加工を選ぶことが、費用対効果を高めるポイントです。

展示会パネルの制作費用を安くするコツ

最後に、展示会パネルの制作費用と、安くするコツを紹介します。

(1)必要以上に大きなサイズを選ばない

パネルはサイズが大きくなるほど印刷面積や素材量が増えるため、費用が上がります。設置場所や用途に応じた適切なサイズを選ぶことで、不要なコストを抑えることができます。

たとえば、通路から見えにくい場所に大判パネルを使っても、費用対効果は得られないでしょう。サイズに違和感がないか、過剰サイズになっていないか、目視でしっかりとチェックしてみてください。

(2)安価な素材・規格サイズを使う

スチレンボードなどの比較的安価な素材を選べば、材料費を抑えられます。また、A1などの規格サイズを使用すると印刷や加工が効率化されるため、コストを抑えやすいです。

特注サイズや高価な素材はコストが上がる傾向があるため、必要性を踏まえて選びましょう。

(3)デザインを内製化する

社内にデザイナーがいる場合は、内製化するのがおすすめです。パネルのデザインデータを自社で作成し、印刷のみを外注することで、その分のコストを抑えられます。

入稿データの仕様まで整えられれば、追加の修正費用もかからずに済みます。

ただし、社内にデザイナーがいない場合は、パネルのクオリティが下がる可能性があるので、無理に内製化しないのが望ましいです。

(4)まとめて発注する

複数のパネルをまとめて発注することで、費用を抑えられる可能性があります。これは、業者側が同じパネルを同時に複数受注でき、印刷工程の効率が上がるためです。

パネルの枚数が多い場合は、早い段階で印刷会社にまとめて発注できるか確認しましょう。

まとめ

展示会パネルは、来場者に自社のサービスや訴求ポイントを短時間で伝えるために欠かせないツールです。効果を高めるためにも、3秒で伝わるメッセージや読みやすいフォント、ブランドイメージに合う配色を意識してみてください。

また、素材や設置方法、サイズ、掲示位置によってパネルの見え方は変わるので、目視で細かくチェックしましょう。

パネルデザインをはじめ、展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。
商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援ます。

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